楽しかった連休が明けて、「なんだかやる気がでない」「疲れがとれない」などのプチ不調に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。五月病といわれるように、この時期は、新年度から始まった新しい生活に慣れるとともに、ストレスから体調を崩しやすい季節でもあります。
健康と美容に役立つ食スタイルを提案して16年の美養フードクリエイターである筆者が、ストレスに負けない元気なココロと身体をつくる栄養素を3つご紹介します。
■ストレスに負けない!積極的に摂りたい栄養素3つ
(1)乳酸菌&ビフィズス菌
乳酸菌やビフィズス菌の健康効果は広く知られていますが、最近ではストレスに強い身体作りにも役立つことがわかってきました。
乳酸菌やビフィズス菌は、ストレスだけでなく、腸内環境やお肌のケアにも役立ちます。ですから、ストレスを感じると、お腹のトラブルやお肌にトラブルが起きる方にもおすすめです。
乳酸菌&ビフィズス菌の多い食べもの
ヨーグルト・乳酸菌飲料
(2)オメガ3系脂肪酸
オメガ3系脂肪酸は、血液サラサラでお馴染みですね。オメガ3系脂肪酸のなかには、脳に直接届き、脳の働きを活性化させるものもあります。
実際、青魚を多くとる人ほど不安症状が和らぐのだそうですから、なんとなくやる気が出ない方はオメガ3系脂肪酸を含む食べものを積極的に食べてみましょう!
オメガ3系脂肪酸の多い食べもの
青魚、エゴマ油、亜麻仁油
(3)ビタミンC
美肌やアンチエイジングに欠かせないのがビタミンCです。ビタミンCには強い抗酸化力があり、細胞を活性酸素から守る働きがあります。
それだけでなく、ビタミンCはストレスに対抗するホルモンをつくるためにも欠かせないビタミンです。ですから、ストレスを強く感じている方は、ビタミンCをこまめに摂取しましょう。
ビタミンCの多い食べもの
キウイフルーツ、イチゴ、パプリカ、柿 など
「五月病かも!?」と思ったら、しっかり食べて、ストレスに負けない身体を作りたいですね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ
料理教室Manami’s Kitchen主宰。パリのEcole Ritz Escoffierにてフランス料理を学びDiploma取得、本草薬膳学院にて薬膳を学び、中医薬膳師の資格を取得。健康リズムカウンセラー、味覚カウンセラー(スタンダード)。自著「ベジフル発酵ジュースとレシピ」(2018年・日東書院本社)、「ヤセ菌が増えて太らない食べ方」(2016年・自由国民社)。コラム執筆、雑誌、TVなど多数のメディア出演実績がある。)
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【参考】
※雪メグのヨーグルトに免疫活性化とストレス軽減効果 – 農協協会
※青魚に多いオメガ3系脂肪酸、不安を軽減 国がんセンター – 朝日新聞社
※成分情報 ビタミンC – わかさ生活