美には欠かせないバスタイム。湯船にアロマオイルを垂らしたり、バスソルトを入れるなど、バスタイムを楽しむ方法はさまざま。その中でも、今回はお手軽に試せる、重曹とクエン酸を使った「オリジナル入浴剤」の作り方をご紹介します。
■「重曹」で温浴効果がアップ!?
重曹は主に食品やお掃除によく使われるアイテムで、「炭酸水素ナトリウム」という成分。入浴剤としても使うことができ、市販で売られている多くの入浴剤に配合されています。
重曹+クエン酸で血行促進
重曹とクエン酸が反応すると、二酸化炭素が発生します。二酸化炭素はお湯に溶け、皮膚から血管に入ります。そうして血管に入った二酸化炭素を身体は老廃物とみなすため、洗い流そうと血管を拡張し、その結果血行が促進されるのです。 新陳代謝を促進し、蓄積された疲労物質の排泄を促すことで、肩こりや頭痛、顔のくすみなどが改善されると考えられます。また、温熱・保温効果にも優れているので、冷え症の方にもおすすめです。
■入浴後のお掃除もラクラク!
重曹はお掃除にもよく活用されます。入浴剤として使うと浴槽に汚れがつきにくくなるうえ、残り湯でバスタブや床を洗えばお風呂用洗剤の節約に。排水溝の臭いがつきにくくなるというのも、うれしいポイントです。
■重曹×クエン酸でオリジナル入浴剤に
作り方はとっても簡単! 以下の2つを混ぜて湯船に入れるだけです。
重曹:大さじ2
クエン酸:大さじ1
この2つを組み合わせて湯船に入れれば二酸化炭素が発生し、シュワシュワと泡が出てきます。 子供と一緒にお風呂に入る際には、誤って子供が飲んでしまっても大丈夫な食品用の重曹を使うと安心ですよ。お好みでエッセンシャルオイルや粗塩を入れても楽しめます。
いかがでしたか? 身体が温まる上にお掃除も楽になる、安心安全な入浴剤。忙しいエイジング世代の女性には、ありがたいことばかりですよね。是非今日から始めてみてくださいね。
(看護師/ホリスティックビューティインストラクター 山本幸美)
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【参考】
※ホリスティックキュアーズプロジェクト著(2014)『エイジレス美女の知恵袋』(シェリオン)
※炭酸ガスの血行促進向上技術 – 花王
※バスボムの作り方(重曹とクエン酸の入浴剤) – 石鹸百科