湿度の高い梅雨時は、1年のうちでももっとも食材の管理が気になりますよね。うっかり腐らせてしまわないように、日頃から注意していきましょう。
ウエルネス&ビューティーライターの筆者が、食材の正しい保存方法と注意点をご紹介します。冷蔵や冷凍の方法も、今一度見直してみてください。
■正しい冷蔵庫、冷凍庫の使い方
食材の保存をするにあたって一番利用するのは冷蔵庫、冷凍庫ですが、やりがちなのが「詰め込み過ぎ」です。あまりぎっしりと入れてしまうと、冷気の循環が悪くなります。
ポイントは、収納率を7割にとどめることです。3割の空間を保つことで食材の管理もしやすくなり、「食べ忘れ」「賞味期限切れ」といったこともなくなるでしょう。
■調味料の管理にも要注意
見落としがちなのが、醤油やソースなどの調味料の管理です。普段は常温で保存している場合も、この時期は冷蔵保存をしたほうが安心です。
特に、味噌はカビやすいため要注意です。小さめのサイズを買って、早く使い切るようにしましょう。
■常温保存が常識の野菜も、この時期は冷蔵で
じゃがいもや玉ねぎ、さつまいもといった常温保存が常識の野菜も、梅雨時や夏は冷蔵庫で保存します。
常温とは20度前後を指しているため、20度を超える場所で保存すると腐敗が進んでしまいます。麻袋などに入れて冷蔵しましょう。
■いたみやすい葉野菜の保存方法
サラダなどに使う回数の多いレタスやキャベツは、そのまま冷蔵庫に入れると、芯の部分からいたんでしまいます。芯はきちんと取り、くり抜いた穴にぬらしたペーパータオルを詰めておきましょう。
また、葉の表面に水分がついたままだと腐りやすいので、水気をしっかり拭き取ってからポリ袋に入れて冷凍室で保存します。
■切り身の肉、魚はそのまま冷蔵庫にしまわない!
切り身の肉や魚はすぐに調理ができて便利ですが、トレイに入ったままの状態で保存するのはさけましょう。切り口の繊維から「ドリップ液」がもれてしまうためです。
このドリップ液は食材の腐敗を進めてしまうので、冷蔵庫にしまう前に必ず水気を拭き取り小分けにしてラップに包んで保存しましょう。
■調理した料理を冷凍する時の注意点
自宅で調理した料理を冷凍保存する時は、完全に冷めてから冷凍します。
熱いうちに冷凍庫に入れてしまうと庫内の温度が上がり、ほかの食品が溶けていたむ原因になります。
■再冷凍はNG!味も損なわれます
解凍したものを再冷凍することはやめましょう。雑菌が繁殖しやすくなるうえ、味も損なわれます。一度解凍したものは必ず使い切ってください。
冷蔵庫も冷凍庫も、正しく使うことで安全に食材の管理ができます。ひと手間を惜しまないのが上手な保存のポイントです。そして、くれぐれも冷蔵庫には詰め込み過ぎないよう、気をつけていきましょう。
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ
「脂肪燃焼ダイエット」「ハッピーラッキー美人の秘密2」など、これまで4冊の自著を刊行。食、メンタルケアなどを通じて生活と人生の質を高めるメソッドについて、多方面にて執筆中。ブログも毎日更新中。)
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