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30代なら意識して!「心地よい睡眠リズムを生む」習慣3つ


三浦 絵里子

睡眠が「美」をもたらす重要なポイントであることはご存知ですか? 睡眠中に分泌される成長ホルモンは、細胞の修復と再生に働きかけて、生まれたてのプルプル美肌を生み出します。また、糖や脂肪の代謝促進にも関与するため、ダイエッターはこれをうまく利用したいものですよね。

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しかし、睡眠不足などの理由で成長ホルモンの分泌が抑制されてしまうと、これらのステキな美容効果が得られなくなるという残念なことに。特に「寝ても疲れが取れない」という人は、身体の「睡眠リズム」が乱れている可能性も!  でも大丈夫。良い睡眠をもたらす睡眠リズムは、実は昼間の過ごし方を少し工夫するだけで取り戻すことができるのです。

 

■朝に「光」を浴びてリズムを作る!

身体は夜暗くなると、「メラトニン」というホルモンを分泌して眠気を起こします。朝になるとメラトニンは徐々に減り、今度は「セロトニン」という別のホルモンが分泌されます。目覚めを良くするには「光」を十分浴び、早くメラトニンを減らすことが大切です。 朝カーテンを開けて太陽を浴びたり、電気をつけて部屋をできるだけ明るくしたり、窓際に座るだけでもOK。すると昼間は活発に、夜は自然に眠くなるというリズムが生まれます。

 

■体温は「11時間後」に上げるべし

ヒトの深部体温は、起床から11時間後に最も高く、22時間後に最も低くなるリズムを持っています。朝6時起床の場合は、17時に最も高く、早朝4時に最も低いということになります。身体は深部体温が高いほど活動的に、逆に下がるほど眠くなるため、寝る前にぐっと体温が下がることで、深い睡眠に入ることができます。

ですから、起床から11時間後に(例で言うと17時頃)、姿勢を伸ばして座る、立つ、歩く、階段を使うなどして、筋肉を使って体温を上げておきましょう。運動が難しい時は、就寝2時間ほど前に入浴し、ゆっくりと身体を温めることもおすすめです。

 

■要チェック!リズムを乱す「NG習慣」

1. コーヒーを目覚まし代わりにする…これはおすすめできません。コーヒーに含まれるカフェインは、脳にメラトニンが残った状態にもかかわらず、脳を無理やり覚醒させる物質だからです。
2. 行き帰りの電車の中で眠る…こちらもおすすめしません。睡眠のリズムを崩し、夜の眠りを妨げてしまう可能性が。
3. テレビや明かりをつけたまま眠る
4. 寝る直前までケータイやパソコン作業を行う…3も4も眠る前に交感神経を興奮させる行動ですから、控えましょう。

 

■エイジング世代ほど「良質な睡眠」を心がけて

「10代や20代の頃は徹夜でも平気だったのに!」と思う方がいるかもしれませんが、こうした情報を知識に変え、セルフケアに活かすことができるのは大人の女性の強みでもあります。
また、休養を大切にできる心の余裕は、年を重ねたからこそ生まれるもの。眠っている間は神経細胞の修復が行われて記憶力もアップしますから、眠るだけで美しく、かつ聡明にもなることができますよ。一生懸命働いたら、良い睡眠を心がけてみてください。大きな変化を感じることができるはず!
(ホリスティックビューティインストラクター/Eriko)

【関連記事】
肌荒れ、長引いてない?美肌を作る「徐波(じょは)睡眠」とは

【参考】
※菅原洋平著(2012年)『朝昼夕3つのことを心がければOK! あなたの人生を変える睡眠の法則』(自由国民社)
※櫻井武著(2012年)『<眠り>をめぐるミステリー 睡眠の不思議から脳を読み解く』(NHK出版新書)

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