小顔の大敵といえば「むくみ」ですよね。しかし、むくみよりもやっかいな大敵が存在することをご存知でしょうか。それは、「エラが張る」ことです。
エラが張っている人の多くは、もともとの骨格のせいでなく、「噛み締め」など無意識のくせによって後天的になっている場合がほとんど。後天的にエラが張った場合は、改善も可能です。エラが張っていると、なかなか小顔やリフトアップが叶いません。例えば、エステで小顔コースを受けても、小顔になりにくいばかりかキープ力が弱いこともあります。
エラをが張ってしまうクセを持っていた人は、生活習慣に気をつけるだけで小顔に近づきます。
エステティシャンの筆者が、エラが張ってしまうNG習慣を3つご紹介します。
■エラが張ってしまうNG習慣3つ
(1)噛いしばり・噛み締めの癖がある
噛いしばりや噛み締めをしているけれど、自分で気づいていない方も多いのではないでしょうか。寝ている間に上下の歯をぐっと食いしばったり噛み締めるクセ、歯ぎしりをするクセのある方は、長期化するとエラが張ってしまうことがあります。
噛み締めている時、奥歯にはものすごい圧がかかり、人によっては歯がかけてしまう場合もあります。歯をくいしばることで噛む時に使う「咬筋」という筋肉が発達し、エラが張ってしまいます。
エラが張るだけではなく、首や肩のこり、頭痛の原因につながることもあります。対策としては、アゴがひかないように枕の高さを調節したり、「上下の歯がくっつかない」「舌が上あごにつく」ように意識して眠ることなどです。
ひどい場合は、歯医者さんや口腔外科で相談をしましょう。
(2)姿勢が悪い
スマホを見る時や頬杖をついたりする時に、猫背で顔が首よりも前に出る姿勢をとっていると、噛み締めが起こりやすくなりエラが張る原因につながります。
骨盤の延長線上に頭が乗るようなイメージで、姿勢をきれいに保ちましょう。リラックスした体勢の時も、うつ伏せたり下を向いたり、アゴを引いたりしている時間は、奥歯に圧がかかっている可能性があります。
姿勢に意識を向けてみましょう。
(3)ストレス
寝てる時だけではなく、日中も無意識に奥歯を噛み締めてはいませんか?
ストレスや緊張で、無意識のうちに奥歯を噛んでしまっている人も多いと思います。せめて、起きている時だけでも、意識して噛み締めないように気をつけましょう。
(1)でもお伝えしたように、日中も「上下の歯はくっつかない」「舌が上あごにつく」状態をキープしましょう。上下の奥歯がくっつくと、少なからず咬筋に力が入ります。鍛えるよりは緩めるべき筋肉なので、奥歯に圧がかからないように姿勢も意識するよう習慣づけをしましょう。
精神的なストレスが引き金でつい噛み締めてしまう人は、エステやアロママッサージなどのリラックスできる時間を作り、顔の力をふっと抜くクセをつけていきましょう。
もし、エラにこりや筋肉がついているなら、上記のNG習慣をやめることで改善につながります。エステやマッサージなどでほぐすことも効果的ですが、クセがある限り追いかけっこになる可能性もあります。
無意識の部分も大きいですが、少しづつ意識してクセを手放していきましょう。クセがなくなった頃、きっとあなたの顔は一回り小さくなっているでしょう。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松麻美)
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