秋の気配とともにやってくるのが「肌の乾燥」です。とくに「目元」は皮膚が薄く、表情やまばたき、アイメイクなどの負担がかかりやすい部位です。乾燥によるつっぱりや小ジワなどの変化も感じやすいでしょう。
たかが乾燥と放置をすれば、いつのまにか消えない立派なカラスの足跡が目尻にできあがります。そうならないようにしたいですよね。
エステティシャンの筆者が、すでに目元の乾きを感じている人も悪化しないようにする「冬に負けない先手必勝の目元ケアのポイント」をお伝えしていきます。
■冬に負けないために今からやりたい「目元ケアのポイント」3つ
(1)乾燥から目元を守る
まずは、基本のキでもある「保湿」をしましょう。アイクリームなどは、一年中使用すべきアイテムです。
しかし、それだけではまだ乾燥を感じる人も多いはずです。その場合は、日々の生活のなかで「乾燥させる時間をつくらない」クセをつけてください。
具体的には、「クレンジング剤や洗顔料を、うるおい成分が配合されているものにする」「すすぎの温度に気をつける」「顔を洗ったあとはすぐに保湿する」「ドライヤーを使う前後で保湿をする」「顔に直接ドライヤーの風を当てないようにする」「寝室や職場など、過ごす時間が多い場所の湿度に気をつけ、エアコンの風が直接当たらないようにする」などです。
乾燥してから保湿をするよりも「乾燥している時間」をなるべく作らないことの方が大切です。日々のなかに乾燥を感じるシーンがあれば、乾燥させないための工夫を考えましょう。
(2)摩擦を徹底的にさける
強い摩擦はもちろん、弱い摩擦を繰り返すと、肉眼では見えにくい小さなキズをつくることがあります。そして肌のバリアを弱めたり、乾燥の一因になることがあります。
スキンケアやメイク時に肌をやさしく触ることはもちろん、日々の生活のなかで肌に摩擦が起こる行為をできるだけ減らしましょう。
具体的には、「シートクレンジングや拭きとり化粧水などを使用しない」「拭きとりコットンをやめて、スプレーや手でつける」などです。
肌への摩擦はいいことが何もないので、なるべく減らしていきましょう。
(3)「レチノール」が配合された目元クリームを使用する
目元のシワがすでに気になっている人は、「レチノール」などのシワ改善に効果が期待できる成分が配合されたアイテムを使いましょう。
ただ保湿するだけでは、あまり効果を感じることができません。シワ改善のための有効成分が配合されたアイテムが、大人の目元には必要です。
レチノール入りの目元製品のなかには、夜のみしか使えないものもあるので、確認のうえ使いましょう。
いかがでしたか? 老化の兆候が出やすいパーツだからこそ、目の周りはしっかりと対策していきたいですよね。保湿とともに、紫外線やブルーライトを防ぐことも目元の老化予防につながります。保湿や日焼け止めを基本として、なるべく摩擦をさけたり、レチノール入りの目元製品を活用したりして、しっかりケアをしていきましょう。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松麻美
自身のニキビ・激太りから容姿コンプレックスに陥り根暗な10代を過ごす。綺麗になるためエステの道へ。「綺麗になる」を通し心や人間関係、人生まで前向きに変わって行く経験を人に伝えるため美容家として活動中。)
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