ダイエットや美肌と関わりの深い腸。野菜や果物、発酵食品など、腸の状態を良い状態に保つ食べ物を摂ることも大切ですが、飲み物でも腸内環境を美化できるものがあります。毎日の習慣にしたい、美腸作りに役立つ飲み物を3つご紹介します。
■美腸作りに役立つ飲み物3つ
(1)意外!?ビフィズス菌を増やすコーヒー
英レディング大学の研究では、コーヒーを飲むことで腸内のビフィズス菌が増えることが判明したそう! 食べ物から摂ったビフィズス菌は腸内に住み着くことができませんが、コーヒーに含む「クロロゲン酸」というポリフェノールは、既に住み着いているビフィズス菌を増やす効果があるそうですから、美腸作りの強い味方になりそう。
(2)食前がオススメ!サラシア茶
サラシア茶は、糖の吸収を抑える働きがあり、その効果は2002年にWHO(世界保健機関)にも認定されています。腸で吸収されなかった糖は、そのまま大腸に届き善玉菌のエサとなるほか、サラシアに含まれるオリゴ糖もまた善玉菌のエサとなるため、ダブルで腸内を善玉菌優位の状態を保つようサポートします。また、富士フイルムの研究によれば、食前にサラシア茶を飲むことで腸内のphが低下して、悪玉菌の増殖を抑える効果も判っており、糖化対策にも腸内環境美化にも役立つお茶です。
(3)抗酸化力バツグン!ゴボウ茶
ゴボウは、不溶性と水溶性、両方の食物繊維を多く含む野菜。ゴボウを乾燥させて作ったゴボウ茶には、水溶性食物繊維やオリゴ糖が溶け出しています。また、ゴボウは加熱することで抗酸化力が高まり、ほうれん草やブロッコリーよりも抗酸化力があります。
腸内環境が悪いと、本来排出されるべき老廃物や毒素が血液に吸収されて代謝が悪くなり、太りやすくなる傾向にあるそうですから、美腸作りに役立つ飲み物を習慣にして、余分な物を溜めこまない代謝の良い身体を目指したいですね。
(美養フードクリエイター 岩田 麻奈未)
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【参考】
※サラシアに秘められた驚きのパワー – 富士フイルム
※コーヒーで腸が健康になる?クロロゲン酸で腸内細菌の成長促す – Medウェッジ
※ゴボウ茶が「若い腸」をつくる – 日経ウーマンオンライン
※日経ヘルス2015年3月「朝&夜の腸スッキリ習慣で下腹ぺったんこ!美肌に!便秘解消!」(日経BP社)