暖かくなってきて、花粉症で悩む人も多くなるかと思います。花粉症は薬やマスクなどで対策する人が多いと思いますが、食事で内側からサポートすることも大切です。
食事で花粉症が治るわけではありませんが、日々の食事を気をつけることは花粉症対策につながります。
管理栄養士の筆者が、花粉症対策におすすめの栄養素や、春にさけた方がいい食材と生活習慣をご紹介します。
■花粉症対策におすすめの栄養素
乳酸菌
腸内環境を整えることで、免疫機能のアップをサポートします。
乳酸菌が含まれる食材
・チーズ
・ヨーグルト
・キムチ
オリゴ糖・食物繊維
乳酸菌と同じく、腸内環境を整えることで免疫機能を高めることにつながります。
オリゴ糖・食物繊維が含まれる食材
・きな粉
・バナナ
・ごぼう
EPA・DHA
青魚の油に多いといわれているEPAとDHAは、アレルギー症状の緩和や予防に役立つとされています。
EPA・DHAが含まれる食材
・さば
・アジ
・さんま
ビタミンD
ビタミンDは、免疫力を高め、アレルギー症状を緩和することが期待されています。
ビタミンDが含まれる食材
・干ししいたけ
・きくらげ
・しらす干し
カカオポリフェノール
カカオポリフェノールは、アレルギーの発症に関わる「活性酸素」が作られるのを抑制する働きをもつといわれています。活性酸素の働きを抑えることから、アンチエイジングにも良いですね。
カカオポリフェノールが含まれる食材
・ココア
・チョコレート
■花粉症の人がさけた方がいい成分
脂質
脂質の摂りすぎは、腸内に悪玉菌を増やす原因となりえます。脂質が多いものの摂りすぎには注意しましょう。
アルコール
アルコールは血管を広げるため、鼻の粘膜や鼻づまりを悪化させてしまう場合があります。花粉症対策をしている時期は、アルコールの摂取を控えめにしましょう。
■花粉症対策に逆効果の生活習慣
睡眠不足やストレスを溜め込むと、免疫力の低下につながる場合があります。食生活をはじめ、生活習慣の見直しも花粉症対策には大切です。
身体も心も休める時間を作ることが、花粉症対策にもいいということになりますね。
食事や生活習慣を見直して、身体の内側からもしっかり花粉症対策をしたいものです。ぜひ、参考にしてください。
(フリーランス管理栄養士 今井尚美
「根拠のある情報を」「体の内側から美しく」がモットー。健康や美容に関する記事執筆や相談業務などフリーで活動中。糖尿病療養指導士、ピンクリボンアドバイザーの資格有。現在はサプリメント管理士の資格取得中。)
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・痩せ体質になる飲み物は?ダイエット中に飲みたいお茶3選
【参考】
※アレルギー×チョコレート – 明治
※EPA(エイコサペンタエン酸) – わかさ生活
※DHA(ドコサヘキサエン酸) – わかさ生活
※乳酸菌 – わかさ生活
※オリゴ糖 – わかさ生活
※食物繊維 – わかさ生活