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看護師が伝授「誤飲」の対処!しやすいもの&吐かせちゃダメなもの


市村 幸美

乳児期の子供はなんでも口に入れてしまいますので、ドキッとすることも少なくはないかもしれません。何か飲み込んでしまったときは、つい「すぐに吐かせなければ」と思いがちですが、飲み込んだものによっては吐かせてはいけないものもあるんです! 今回は万が一、異物を飲みこんでしまったときの対応ポイントについてお伝えします。

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■どんなものを誤飲しやすいの?

たばこ、洗剤、ヘアケア用品、化粧水、クリーム、口紅、乾燥剤、除光液おもちゃ、ボタン電池、ティッシュペーパーなどの紙、ペットボトルのふた、アクセサリー類(指輪やピアスなど)などがあります。

 

■誤飲したときの対応パターン3つ

吐かせたほうがよいもの

たばこ、洗濯用洗剤、少量の台所用洗剤、香水、化粧水、口紅、除光液、乾燥剤、ヘアトニックはすぐに吐かせてあげて下さい。

 

吐かせずすぐに病院に連れていく必要があるもの

漂白剤、トイレ用洗剤、パイプ用洗浄剤、石油、吸い殻の入った灰皿の水などを飲み込んでしまったときは、吐かせても危険! すぐに病院に連れていきましょう。

 

必ず病院へ連れてって!ぐったりしたらすぐ救急車

飲み込んでもさほど心配のないものもありますが、食べるものではないものを飲み込んでしまったときは、どんなものでも病院で診てもらうことを筆者は薦めます。上記で述べた吐かせてはいけないものを飲み込んでしまったときやぐったりしている、咳がとまらないなどの症状があるときは、ためらわず救急車をよびましょう。

子供の誤飲は90%は3歳未満に起こるといわれています。ハイハイをしだしてから3歳まではとくに注意し、危険なものは手の届くところに置かないようにしましょう。そして最も多い誤飲は「たばこ」です。たばこや灰皿は必ず子供の目に触れないところに置くのはもちろんのこと、子供のためも自分のためにもにも禁煙に取り組んでみてはいかかでしょうか。
(看護師/ホリスティックビューティインストラクター 山本幸美)

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【参考】
※細谷亮太監修『赤ちゃん・子どもの健康医学部辞典』(PHP研究所)
異物・誤飲 – 獨協医科大学越谷病院小児外科

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