お出かけや外食を控えがちな時は、自炊をおしゃれに楽しみたいものです。アラフォー世代なら、美味しさに加えてアンチエイジングなどの美容に嬉しいポイントがあるといいですよね。
インナービューティー料理研究家の筆者が、自宅で居酒屋気分が味わえる美容レシピをご紹介します。
■ハイボールに合うおつまみレシピ
低糖質なウイスキーは美容面でも嬉しいお酒ですよね。すっきりとしたハイボールによく合う簡単なおつまみレシピをご紹介します。
パプリカとケールのカレー風味炒め
ヘタと種を除いて細切りにしたパプリカと、ざく切りにしたケールをオリーブオイルと塩でサッと炒め、仕上げにカレー粉を加えて和えれば完成です。
美容ポイント
春が旬のケールは、噛めば噛むほど甘みを感じられる栄養満点のスーパーフードです。栄養補給、エイジングケアにおすすめの食材です。
赤パプリカは、高い抗酸化作用で細胞を守る力があります。
塩揉み春キャベツのゆかり和え
(1)細切りにした春キャベツに塩をふりかけしばらく置きます。
(2)塩もみして手でぎゅっと水分をきり、しんなりしたキャベツにゆかり(赤しそふりかけ)とごま油を和えれば完成です。
美容ポイント
みずみずしい春キャベツは生食にぴったりです。むくみ予防に嬉しい「カリウム」や、胃腸の働きをサポートする「キャベジン」などの栄養が豊富です。
■ワインに合うおつまみレシピ
「ポリフェノール」の抗酸化力、赤ワインにあう簡単おつまみレシピをご紹介します。
クレソンとカマンベールチーズと生ハムのサラダ
よく洗って水気をきったクレソンを食べやすい大きさに切り、生ハム、カマンベールチーズと一緒に盛りつければ完成です。
生ハムでくるりと巻いてもいいですし、生ハムのかわりにサラミを使ってもOKです。クレソンの苦みがクセになる美味しさですよ。
美容ポイント
春が旬の「クレソン」。独特のほどよい苦み成分には、消化を促進する働きが期待されています。乾燥肌予防に嬉しい「β-カロテン」も豊富なので、春先の乾燥肌対策や美肌作りにもおすすめです。
「カルシウム」豊富なカマンベールや、たんぱく源にもなる生ハムと合わせれば、ワインにピッタリのおつまみになります。
イチゴとキウイのハチミツブッラータ
(1)水で洗ったベビーリーフにカットしたイチゴとキウイを散らします。
(2)ブッラータチーズをのせ、切込みを入れてはちみつを回しかけ全体をあえれば完成です。スライスした柑橘類などもよく合います。
美容ポイント
コラーゲンの生成やシミ予防に欠かせない「ビタミンC」が豊富なイチゴやキウイフルーツに、人気急上昇中のブッラータチーズを合わせたおしゃれなフルーツサラダです。
抗菌作用が高いはちみつ(特に「マヌカハニー」がおすすめ)を合わせて、さらに栄養アップを狙いましょう。グラノーラを散らすのもおすすめです。
今こそ楽しみたいお家ごはん。春のお花を飾った食卓に美容に嬉しい栄養豊富なおつまみを並べて、楽しいひと時を過ごしてみてください。
(インナービューティー料理研究家 フードコーディネーター 國塩亜矢子)
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【参考】
※吉田企世子・松田早苗/監修(2016年)『あたらしい栄養学』高橋書店
※上西一弘/著(2016年)『栄養素の通になる』女子栄養大学出版部
※板木利隆/監修(2008年)『からだにおいしい 野菜の便利帳』高橋書店
※吉田企世子/監修(2016年)『旬の野菜の栄養辞典』エクスナレッジ
※蒲池桂子/監修(2010年)『美肌美人栄養学』エクスナレッジ
※三輪正幸/監修(2012年)『からだにおいしい フルーツの便利帳』高橋書店
※伊達友美/著(2010年)『食べる美女肌セラピー』エクスナレッジ
※田中敬一・原田都夫・ 間苧谷徹/著(2016年)『科学的データでわかる 果物の新常識:ガン・心臓病・脳卒中・認知症を寄せつけない 知られざる果物の機能性』誠文堂新光社
※斎藤糧三/監修(2016年)『スーパーフード事典 BEST50』主婦の友社
※白澤卓二/監修(2018年)『医者が教える最強の食事術』宝島社