意外だと思いますが、生のトマトよりも「リコピン」の含有量が高いのがトマトジュースです。
ビタミンEの100倍ほどの抗酸化作用をもつリコピンは美白に導く働きのほか、血液をサラサラにしたり、善玉コレステロールを増やす働きなど、さまざまな生理機能が期待されています。
リコピンは脂溶性のため、油や乳製品と一緒にとると体内での吸収率が高まるということがわかっています。腸内環境を整える働きが期待できる「ヨーグルト」と一緒にとることで、美腸作りにも役立つかと思います。
ベジ活アドバイザーの筆者が、トマトジュースと相性抜群なヨーグルトを使ったアレンジレシピを2つご紹介します。
■春のキレイと健康管理におすすめ!朝のリコピン習慣
トマトジュースに多く含まれる「リコピン」は、紫外線によって暗くなった肌の色調回復が期待できることがわかっています。また、すぐれた抗酸化作用があり活性酸素を消去する力が高いので、アンチエイジングや健康管理のサポートにもなりますね。
1日3食のなかでリコピンの吸収率が1番高まるのが、朝です。手軽なので、毎日の朝習慣にしてみてはいかがでしょうか。
■リコピンの吸収率があがる食材
リコピンは脂溶性なので、油のほかにヨーグルトなどの乳製品と一緒にとると吸収が高まるといわれています。
最近の研究で、トマトをニンニクとタマネギと一緒に油で加熱するとリコピンが吸収されやすくなるということが期待できるとわかりました。無理なく食事にとりいれるといいですね。
■トマトジュース+ヨーグルトのアレンジレシピ2つ
(1)ガスパチョ
材料(1人分)
・トマトジュース(無塩) 100ml
・ヨーグルト 100ml
・お好みで砂糖やお酢 適宜(なくてもOK)
作り方
トマトジュースとヨーグルトを同量入れてよく混ぜ合わせたら完成です。
(2)トマトドレッシング
材料(2人分)
・トマトジュース(無塩) 大さじ2
・オリーブオイル 大さじ1
・ヨーグルト 大さじ1
・塩、コショウ 適宜
作り方
全ての材料をよく混ぜ合わせ、サラダなどにかけてお召し上がりください。
トマトジュースを食べることで、キレイや健康をつくる手助けになります。リコピンの吸収を高めるヨーグルトとの組み合わせで、美肌作りや体調管理に役立てましょう。
(ベジ活アドバイザー 生井理恵
「食べてキレイになる料理教室」主宰。食べて美人になるレシピには定評があり、企業へのレシピ提供・商品監修を多数手掛ける他、講演やセミナーも精力的にこなす。著書に「ママとキッズの楽しいベジ活」がある。)
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【参考】
※トマト大学 医学部 – カゴメ
※オススメは朝or夜?トマトの栄養リコピンを効率良く摂る方法 – カゴメ
※トマトに含まれるリコピンの構造変化を促進する新事実を発見(PDF) – カゴメ
※トマト – わかさ生活