「年々、シワが気になる」という人は多いと思います。化粧品やスキンケアも重要ですが、実は、シワと関わりが深いのが「姿勢」です。
エステティシャンの筆者が、シワの原因につながる姿勢の注意点をお伝えします。
■スマホやPCを見る時の姿勢
猫背や首が前にでる姿勢は、シワやたるみにつながります。とくに首のシワや二重あごに大きな影響が出る場合があります。
また、スマホを見る時に眉間にシワを寄せたり険しい表情をしたり、口をポカンと開けたりしてはいませんか? 表情ジワは年々肌に刻まれていき、元に戻りづらくなりますし、口呼吸をして口をポカンと開けていると舌の筋力が低下して、二重あごになる場合があります。
骨盤を立てて真っ直ぐにした姿勢を保ち、表情はシワを寄せずに口を閉じてスマホやPCに向かいましょう。
■左右非対称な姿勢
頬杖、足組み、バッグの片側持ちなど、左右非対称な姿勢をなるべく減らすことも重要なポイントです。左右非対称な姿勢や身体の使い方は、顔全体のバランスの乱れやシワの深さの左右差の原因につながりがちです。
頬杖をよくつく方や食べ物をよく噛む方は、ほうれい線が深く長くなる傾向があります。
■寝る時の姿勢
いつもうつ伏せ寝をしたり、同じ側を下にしたりして寝ていると、シワやたるみの進行度に左右差が出てきます。寝相はコントロールできませんが、せめて寝る時は仰向けを心がけましょう。
筆者のサロンのお客様でも、ほうれい線やフェイスラインの左右差がある方は、顔を傾けて寝るクセのある人が多いようです。無意識だからこそ、意識できるところから気にかけてみましょう。
また、仰向けでも「枕があっていない」「あごが引けている」と首にシワが入りやすいので、目線が天井にいくように調整してみてください。
普段の何気ない行動や姿勢が積み重なって、シワの原因になることもあります。左右対象できれいな姿勢は、シワやたるみの予防になるだけでなく、品のある女性という印象を与えます。できるところから、意識してみてくださいね。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松麻美)
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