「美容院への外出もできるだけ控えたいけれど、白髪が気になる」という方もいらっしゃいますよね。
美容師の筆者が、お家で簡単にできる白髪染めのコツをご紹介します。
■お家で簡単にできる白髪染めのコツ
準備するもの
・カラー剤
・ラップ
・ティッシュ 2枚
・ダッカール(髪をとめるクリップ)または、髪を結ぶゴム
事前準備
(1)白髪染めをする前に、必ずパッチテストを行うようにしてください。皮膚に異常を感じた場合は、直ちにテスト液を洗い流し、染毛しないでください。
(2)前あきの洋服の首元にラップを巻きつけます。もし、ケープをお持ちの方は、そちらを使用してもかまいません。
(3)ブロッキング(髪を小分けにし、それぞれを留める)をして、ダッカールでとめます。トップは普段の分け目でブロッキングします。
カラー剤を塗る時のコツ
カラー剤を塗る時は、ハケをねかせて薬をのせるように塗ります。根本からしっかり塗ってください。
ハケをたたせて塗ると、せっかく塗ったカラー剤がきちんと塗布されていない場合があります。もともと浮きやすい白髪にしっかりカラー剤をつけるため、根本にためるように塗ることがポイントです。
暗めのカラーをされる方は、カラー剤がフェイスラインにつくと色が残りやすいので、保護するためにワセリンを塗ることをおすすめします。
白髪染めのやり方
(1)まずは、分け目と生え際を塗ります。
(2)5ミリくらいをベースに、ブロッキングして塗っていきます。
こちらはNG画像です。ブロッキングした髪をたるませたまま塗ってしまうと、根元からしっかり塗れないため、髪とハケの角度が0度になるように塗っていきましょう。
放置の仕方がポイント
白髪染めの放置の仕方にはポイントがあります。白髪はとてもハリがあり、浮きやすいため、とにかく密着させることが大切です。
フェイスラインの髪は浮きやすく短い毛もあるため、ティッシュで押さえて、先ほど首に巻いていたラップでそのまま密封しましょう。
放置時間は、だいたい20分前後でOKです。時間をおきすぎても髪にダメージが起こるため、表記時間がある場合は、その時間を守るようにしてください。
染まりづらい方は、冷房にも注意が必要です。冷房が効きすぎている場所だと染まりが悪くなるため、放置する場所も選びましょう。
シャンプーのやり方
桶にお湯を入れ、すこしづづカラー剤となじませながら乳化させます。乳化することでカラー剤が定着し、地肌についたカラー剤がとれやすくなります。
洗い残しがないよう、乳化した後はしっかりすすぎましょう。カラー後は、ダメージ保護のために集中ケアトリートメントを使うこともおすすめです。
後ろの髪を塗ることはむずかしいですが、見える部分だけでも応急処置をすることができます。ぜひ、行ってみてください。
(美容師/ヘアメイク/セミナー講師 Mayu)
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