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「この時期の朝」ヨガを始めるべき理由&夏太り引き締めポーズ

エクササイズディレクター
森和世

ここ数日の心地よい風とともに秋の気配を感じている人も多いかもしれません。「猛暑の中で運動なんてとんでもない!」と思っていた人も、そろそろ身体を締め直しませんか? 「運動の秋」は身体を動かすにはベストシーズンとも言えます。なぜならこの時期は年間を通して、もっとも身体と頭が充実し、感受性が豊かになります。しかも、秋は夏に緩んだ身体がキリっと締まる季節。秋を迎えると、骨盤が左右片方ずつ締まっていき身体の中心線に向かって整い、丹田(おへその辺り)に気が集まることから、やる気が起きる時期なのです。

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■モーニングヨガで身体を締め直そう!

朝が早い夏の時期は運動が習慣化しやすいですが、例年の朝から30℃越えの猛暑日を考えると、涼しくなった今の時期の方が体を動かしやすいと思います。頬をなでる心地よい風を感じながらのジョギングやウォーキングはもちろん、心身ともにリフレッシュさせるヨガもオススメです。ヨガの実践には朝がオススメと言われますが、早起きは苦手……と言う人も多いかもしれません。しかし早朝の静けさの中で自分の身体と向き合う時間というのは、忙しい現代人にとっては、とても必要な時間とも言えそうです。そこで、ヨガアサナ(ヨガポーズ)について少しご紹介させて頂きます。

 

■ヨガのベストタイミング

最もよいのは、早朝か、夕方近く。朝は身体が硬いのでやりにくい一方、心は新鮮であり、時間が経つにつれ敏活さと意欲は減っていくような気がしませんか? 身体は規則的な練習をするうち段々と柔らかくなり、アサナ(ポーズ)も上手になります。朝のアサナは仕事をはかどらせ、夕方のアサナは、仕事からくる疲れを取り除き、爽快にして、心を落ち着かせてくれます。複雑なアサナは、気持ちの充実する朝に行うようにしましょう。

 

■ヨガをするのにベストな場所

清潔で風通しのよい、静かな場所で行いましょう。今までスポーツクラブやスタジオなどで夜を中心にヨガを実践していた人も、朝ヨガを始めてみませんか? 静かな環境の中で、じっくりとヨガをする心地良さは、病みつきになるかもしれません。今回ご紹介するアサナは、ベットの中でもすぐにできるので、ぜひ実践してみて下さい。

 

■バラドゥワージャ・アサナ(体側伸ばしver.)

このポーズは、体側を伸ばすのに適しており、つまりやすい肋骨を広げ、肺の動きを活性化させてくれます。また、上体を真横に倒す動きで腹斜筋を刺激し、むくみやすいウエスト周りをスッキリさせ、くびれ作りにひと役買ってくれそうです。

・効果:ストレス軽減 肺の活性化・消化機能改善・軽い背中の痛み、不眠症の改善
・注意点:下痢、低・高血圧の人は、無理のない範囲で動作してください。

(1)正座になります。1分ほどゆったりとした呼吸を繰り返しながら、体の重みを利用して、疲れの溜まりやすい足の甲、スネ、膝などをゆっくり伸ばします。

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(2)お尻を右側に下ろします。右つま先を左側に向け、左足を乗せます。両手を頭の後ろで組み胸を開きます。

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(3)ゆっくりと上体を左側に倒します。このとき右肘が顔の前に被らないように注意しましょう。両肘は横一列に、上体は真横に倒すイメージで動作しましょう。顎は軽く引き首の後ろを伸ばし、そのまま5呼吸キープ。反対側も同様に動作しましょう。

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いかがでしたか? 脇腹や脇の下が気持ちよく伸びたと思います。座った姿勢でもできるので、仕事の合間などにも実践してみて下さいね。
(株式会社ボディクエスト YOGAエクササイズディレクター 森和世)

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【参考】
※ B.K.S.アイアンガー著・沖正弘、後藤南海雄、玉木瑞枝翻訳(2011)『ハタヨガの真髄』(白揚社)

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