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30代なら9月も必須!「日焼け止め」選び方のポイント


中尾慧里

雑誌で人気の美容ジャーナリスト2名が、みなさんの質問に真剣に回答します! 今回は、夏のスキンケアで率直に気になる「日焼け止め選び」について、ズバリお答えします。

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■質問

 夏に日焼け止めを使うなら、やっぱりSPF50+がいいんでしょうか?

■回答

日常生活ではSPF30・PA++、外出が多ければSPF50+・PA++++
1円玉量を2度塗りして、うっかり日焼けを防いで!

・SPF値だけでなく、PA値もチェック!

 日常生活ではSPF30前後をおすすめすることが多いですが、外に出る機会が多いとか、窓際にいることが多い人なら、SPF50+でもいいと思います。最近はSPF値が高くても白浮きしたり、のびが悪いといったものは激減。使い勝手のいいタイプが揃っています。また、シワやたるみといった肌老化は紫外線A波が原因なので、SPF値だけを気にせず、PA値もチェックしましょう。SPF値とは紫外線B波に対する数値。一方PA値は、紫外線A波に対する数値。PA+といった+の数が明記されています。

・日焼けするかしないかは、塗り方次第!

SPF値やPA値も大切ですが、やはり塗り方次第で日焼けするかどうかが違ってきます。おすすめは2度塗り!1円玉くらいの量をとり、両頬、あご、ひたい、鼻の5ヶ所におきます。顔全体に丁寧にのばしたら、塗りムラを防ぐためにも、再度同じ量をとって塗りましょう。シミができやすい頬骨の高い部分や鼻などはさらに薄く重ねて。ひたいの生え際やフェースラインは塗り忘れやすいので要注意。また、首や耳の後ろ、うなじもうっかり日焼けしやすい部位なので気をつけたいですね。

(美容ライター、チャイルドボディセラピスト 中尾慧里[BWA])

・多少肌が白くなっても、しっかりガードできるものを

気にしたいのは、紫外線吸収剤をどのくらい使っているか? ということ。紫外線吸収剤をたくさん使えば、白浮きしにくくなり、軽やかな使い心地になります。でも、紫外線吸収剤に頼りすぎたものだと長い時間効果を持続しにくく、たとえSPF50+と表記されていても、そのパワーをキープしにくいのです。日焼けしないという本来の目的を果たすためには、紫外線吸収剤も紫外線散乱剤もバランスよく使われていることが大事です。見分けるのが難しいのは事実ですが、要するに「透明過ぎず軽すぎず」なもの、ということです。

・「紫外線吸収剤」&「紫外線散乱剤」とは

ちなみに、紫外線吸収剤とは、紫外線の光エネルギーを熱エネルギーに変えて肌へのダメージを防ぐもの。紫外線散乱剤とは、金属からなる紛体で盾のように紫外線を跳ね返してブロックするもの。私も最近ではちょっとくらい白くなっても、長時間安定して日焼け止め効果を発揮できるものを選ぶようにしています。また、自分の子供には肌へのやさしさを考えても紫外線吸収剤フリー(ケミカルフリーと表示されていることが多いです)を選びます。 たくさんのアイテムが発売されていますが、選び方に迷ったときは、ぜひ参考にされてみてくださいね。

(美容ジャーナリスト 木更容子[BWA])

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