日々、増えていく白髪は厄介ですよね。40代以上になると、3週間に1回~月1回程度、染め直しを行う方が多いようです。白髪染めを繰り返していると、年々、髪のダメージも気になるでしょう。
特に、夏場は褪色を加速させる要因も多く、2週間程度で色落ちが気になるという人もいらっしゃいます。
ヘアライター&ヘアジャーナリストの筆者が、少しでも長く色を保ち、白髪染めの頻度を延ばす方法についてご紹介します。
■夏のヘアカラーは色落ちしやすい!?
夏のヘアカラーが落ちやすい主な原因として、紫外線の影響が挙げられます。温度が高く紫外線量の多い環境では、髪表面のキューティクルが剥がれて髪の内部に入れた色素が流出しやすいのです。
ですから、「外出時は帽子をかぶる」「UVヘアスプレーをふきかける」などの対策をしっかりと行いましょう。海やプールなどの髪がぬれる環境も、キューティクルが開きやすく、染料が流れやすいので注意が必要です。
バスタイム後もきちんと乾かす習慣をつけましょう。ただし、暑いからといって洗髪の量を増やし、その度にドライヤーをかける行為も、髪への負担が多くなるので控えるようにしてください。
■暖色と寒色で色もちが違う
夏場は明るめのカラーを好む方が多いようですが、色もちの点からすると、暗めのトーンを選んだ方が褪色を防ぐことにつながります。9トーン以上の明るい色はさけ、6トーン前後の色を選ぶと良いでしょう。
また、最近の白髪染めはファッションカラーのように色が豊富なため、白髪があってもレッドやピンクなどのおしゃれカラーも選択できます。ですが、一般的に暖色系は色もちが悪く、夏場の褪色を気にする方には不向きです。
逆に、ブラウンやアッシュ、ヴァイオレット系は色もちが良く、髪もツヤっぽく仕上がります。
■染めた後、24時間は色が落ちやすい
白髪染めやカラーをした日は、シャンプーしないようにしましょう。24時間はぬらさないことが大事です。
さらに、染めた後1週間はカラー専用シャンプーを使用すると、より色もちをよくすることができます。
■生えてきた根元の白髪には「1DAYカラー」を
3週間を過ぎると色落ちだけでなく、根元部分の白髪が気になると思います。ですが、すぐにリタッチせず、1DAY用の白髪隠しマスカラや白髪ファンデーションを使いましょう。
筆者は、ファンデーションタイプがおすすめです。
広範囲に塗ることができ、水分をほとんど含まないので塗布しても髪がペタッとしません。トップのボリューム感が気になる大人女性には、とても便利なアイテムです。かしこく利用すれば、白髪染めのサイクルも1.5倍くらい延ばすことができます。
年齢を重ねるほど、髪の印象で美しさに差が出ます。髪のダメージを少しでも防ぐためにも、白髪染めの持続力を少しでも高められたら良いですね。
(ヘアライター&ヘアジャーナリスト 小澤 佐知子)
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