糖質オフや低GIダイエットなど、ダイエットと関わりの深い「糖質」。基礎代謝が下がり、ミトコンドリアによってエネルギーを作り出せる身体に変わり、糖をあまり必要としなくなる30代以降は、糖質の多い食べ物をたくさん食べていると、余った糖が脂肪として蓄積されやすく、自然と太ってしまうことも。わかってはいるものの糖質の多い食べ物が好き! という方は、タンパク質が豊富で糖の吸収を穏やかにする働きのある「乳製品」を食事に取り入れてみましょう!
■30代から乳製品を取り入れたい理由2つ
(1)そもそも糖質が少ない
乳製品は、そもそも糖質の少ない食品。食後の血液中の糖の値を示す「GI値」を見ると、白米が81に対し、普通の牛乳やヨーグルトは27、アイスクリームでも40~61。食後の血糖値の上昇が穏やかな食べ物なのです。
(2)糖の吸収を穏やかにする
さらに乳製品には、一緒に食べたものの糖の吸収を穏やかにする働きがあることもわかっています。胃で停滞時間の長いヨーグルトは特にその効果が高いそうですから、ダイエットが気になる方はヨーグルトを習慣にすると良さそう。
■デザートでもOK!乳製品の取り入れ方
タイミングや、乳製品の種類
牛乳やヨーグルトなら、食前もしくは食事と一緒に乳製品を摂りましょう。また、低脂肪乳や低脂肪ヨーグルトより、通常のものの方が糖の吸収を穏やかにする働きがあるそうです。
ダイエット中のデザートにも!
嬉しいことに、J-MILKの研究によれば、食後にアイスクリームを食べることでも、血糖値の上昇を穏やかにする働きがあるとのこと! ダイエット中のデザートは、アイスクリームやヨーグルトを使ったデザートをチョイスしてみて!
デザートで食べても、ダイエットに役立つとは嬉しいですね。乳製品は、タンパク質も豊富で美容と健康に役立つ食べ物。上手に取り入れて、食べてキレイを実践したいですね。
(美養フードクリエイター 岩田麻奈未)
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【参考】
※GI(グリセミック・インデックス)ってなんですか? – 全国牛乳商業組合連合会
※牛乳ならびに乳製品のグリセミックインデックスに関する研究 – J-MILK(PDF)
※乳製品の発酵の有無による複合炭水化物吸収への影響 – 第56回日本栄養改善学会学術総会(PDF)
※解凍系とミトコンドリア系 – 湯島清水坂クリニック