気温が高くなってくると、キリッと冷えた白ワインやビールなどが恋しくなりますよね。
自宅で過ごす機会も増えた今、お家ご飯を充実させることは豊かな暮らしに欠かせない要素のひとつとなりました。旬の野菜に加え、旬の魚介類も楽しみたいところです。
インナービューティー料理研究家の筆者が、旬食材を使った「簡単ヘルシーレシピ」をご紹介します。肝機能をサポートする旬のタコに、抗酸化作用の高い夏野菜をあわせました。
■レシピに使う旬食材の魅力
タコ
夏は主に瀬戸内でとれる「明石ダコ」が旬を迎えます。プリッとした食感と独特のうまみは夏野菜との相性も抜群です。
高たんぱく・低カロリーなうえ、「ビタミンB群(B2)」が豊富です。糖質の代謝をサポートしてくれるので、ダイエット中にもぴったりの食材です。
肝機能をサポートする「タウリン」も豊富に含まれており、二日酔い対策にもおすすめです。不足しがちな「亜鉛」も含まれています。
かぶ
かぶは、むくみ改善に欠かせない「カリウム」が豊富です。夏太りが気になる時におすすめです。
シミ対策に欠かせない「ビタミンC」も豊富で、加熱しなくても美味しくいただけるかぶのやさしい香りにも癒されます。
トマト
紫外線ケアに欠かせないトマトは、抗酸化作用の高い「リコピン」や「ビタミンC」などが豊富です。リコピンは油と合わせることで身体への吸収率が高まります。
今回のレシピでは、相性の良いオリーブオイルと合わせました。
オリーブオイル
“アンチエイジングビタミン”とも呼ばれる「ビタミンE」が豊富に含まれている良質なオイルです。
料理の味わいに深みと華やかさを足してくれます。美容のためにも常用したい調味料です。
■バジル香るタコとかぶのマリネ
材料(2〜3人分)
・ゆでだこ 足約2本分
・かぶ 1個
・ミニトマト 5~6個
・バジルの葉 約5枚
A
・オリーブオイル 大さじ1(たこの量によって調整してください。)
・お好みのビネガー(またはレモン汁) 小さじ1
・塩 少々
作り方
(1)タコは食べやすい大きさにぶつ切りにします。かぶは皮を剥いて薄くスライスし、いちょう切りにします。ミニトマトはヘタをとり、バジルは粗く手でちぎります。
(2)Aをよく混ぜ合わせ、(1)に和えれば完成です。
バジルの爽やかな香りは、暑い夏にピッタリです。肝機能をサポートしてくれるタコは、お酒のおともにもなるでしょう。夏のお家時間に、ぜひお試しくださいね。
旬野菜を楽しみつつ、身体の中からキレイを磨きましょう!
(インナービューティー料理研究家 フードコーディネーター 國塩 亜矢子)
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【参考】
※吉田企世子・松田早苗/監修(2016年)『あたらしい栄養学』高橋書店
※上西一弘/著(2016年)『栄養素の通になる』女子栄養大学出版部
※板木利隆/監修(2008年)『からだにおいしい 野菜の便利帳』高橋書店
※吉田企世子/監修(2016年)『旬の野菜の栄養辞典』エクスナレッジ
※蒲池桂子/監修(2010年)『美肌美人栄養学』エクスナレッジ
※三輪正幸/監修(2012年)『からだにおいしい フルーツの便利帳』高橋書店
※伊達友美/著(2010年)『食べる美女肌セラピー』エクスナレッジ
※藤原昌高/著(2010年)『からだにおいしい魚の便利帳』高橋書店