お肌に蓄積して紫外線ダメージからお肌を守ってくれる「リコピン」。まさに食べる日焼け止めですね! リコピンといえばトマトが有名ですが、実はトマト以外にも、リコピンが豊富な食材はいろいろあります。
美容と健康に役立つ食スタイルを提案して16年の美養フードクリエイターである筆者が、今が旬の美味しいフルーツの中でも、リコピンが豊富なフルーツを3つご紹介します。
■トマトだけじゃない!リコピンがとれる夏の美味しいフルーツ3つ
(1)スイカ
スイカの赤はリコピンの赤。意外ですが、トマトより多くのリコピンを含んでいます。
リコピンのほか、体内で必要に応じてビタミンAに変換されて皮膚や粘膜の健康を保つβ―カロテン、ビタミンCも含まれている美肌フルーツです。
また、スイカには、リコピンだけでなくシトルリンというアミノ酸が含まれています。シトルリンは、血管を刺激して血流をスムーズにする働きがありますから、エアコンで手足が冷えるという方にもおすすめです。
(2)パパイヤ
パパイヤも、トマトよりリコピンが豊富なフルーツです。野菜として食べる青いうちのパパイヤにも、トマトの2倍のリコピンが含まれています。
このほか、とくに青いパパイヤには、疲労回復に役立つビタミンであるビタミンB群や、糖質、脂質、タンパク質を同時に分解するパパイン酵素が含まれています。夏バテ気味の方、胃腸の不調を感じている方にもおすすめです。
(3)ルビーグレープフルーツ
濃い赤色をしたルビーグレープフルーツ。こちらの赤色もリコピンの赤です。リコピンのためには、赤色の濃い南アフリカ産やイスラエル産のルビーグレープフルーツがおすすめです。
グレープフルーツには、リコピンのほか、腸内で善玉菌のエサとなる水溶性食物繊維であるペクチンも豊富に含まれていますから、腸内環境美化にも役立ちます。
旬のものには、その季節に合った栄養素が含まれているものです。フルーツなら、調理せずに食べることができるので手軽ですよね。栄養満点の旬のフルーツを食べて、紫外線に負けない強い肌を作りたいですね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
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