30代では体型に目立った変化を感じていなかったのに、40代になってから身体が一気にゆるんできたという人も多いのではないでしょうか。
特に、変化を感じやすい部位は、背中とお尻が挙げられます。気づいたらお尻が下がり、セルライトのようなボコボコが目立ってはいませんか?
パーソナルトレーナーの筆者が、ヒップアップを狙う「お尻ストレッチ」をご紹介します。
■40代は脂肪が目立ち始める時期
お尻が下がり、セルライトのようなボコボコが目立ってしまう原因として、40歳を超えると筋肉の減少と脂肪の増加が目立ちやすくなることが挙げられます。
30代までは特に運動や食事に気をつけていなくても、20代のころと同じ生活でカバーできていたかもしれません。しかし40歳を超えると、変化が見た目にはっきり出るくらい、表面化してきます。
■年齢が出るお尻
特に、お尻には顕著に年齢が現れやすいものです。骨盤が正しい位置にあり、適度な脂肪と筋肉があることで、上向きできれいな丸いお尻になります。
しかし、定期的な運動習慣がなかったり毎日の食事バランスが良くなかったりすると、骨盤のバランスが乱れやすくなります。また、筋肉量が減っていくと、硬くなってしまう場合があります。
特に、デスクワークの人は要注意です。股関節を動かす機会が少ないと、お尻の筋肉が弱く、硬くなってしまいます。その結果、お尻と脚の境目がわからない「ピーマン尻」に変化してしまいます。
■猫背や身体が硬い人は要注意
猫背や前屈が硬い人は要注意です。
お尻が上向きになるためには、正常の範囲で骨盤が前傾している事が大切なのですが、お尻やもも裏の筋肉が硬いと、骨盤が後ろに引っ張られて後傾してしまいます。その結果、背骨の並びにも影響を与え、猫背になることが非常に多いのです。
■前屈して柔軟性チェック
お尻やもも裏の柔軟性をチェックするための簡単な方法は、前屈です。
やり方
(1)脚をそろえます。
(2)膝を伸ばし、勢いをつけずに身体を前に前屈させます。
体格に個人差はありますが、指が地面につくかつかないかくらいまでしか前屈できない人は、身体が硬い可能性が高いといえます。まずは、筋肉を鍛える前にストレッチで、身体の柔軟性を改善していきましょう。
■ヒップアップを狙うお尻ストレッチ
(1)仰向けに寝て両膝を立てます。左足の外くるぶしを右足に乗せます。
(2)両手で右もも裏を掴み、胸の方へ引っ張ります。
(3)左肘で左足を押してさらに引っ張ります。この時、腰を少し反らして骨盤前傾の状態を作ることができるとさらに良いです。この状態で30〜60秒キープしましょう。
(4)反対側も同じように行ってください。
お尻は日々の習慣が最も表れやすい部分です。丸くきれいな桃尻を作るために頑張りましょう!
(パーソナルトレーナー 藤本 千晶)
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