2015年10月22日
美人の常識!寝る前3分でOK「美くびれ復活ストレッチ」
朝晩の冷えを感じる季節になってきました。 寒くなると身体を縮め、肩に力が入り、首や肩はガチガチになりがちです。そこで今回は寝る前にたった3分で気持ちよく身体がほぐれ、さらにくびれ作りの基礎になるストレッチをご紹介します。
■美人の常識!「鼠径部・みぞおち」をほぐそう
さて、まず鼠径部をほぐすと、大きなリンパ節が刺激され脚のむくみや冷えを解消してくれるのはご存知だと思いますが、なぜ鼠径部をほぐすと解消されるのでしょうか? 実は、座りっぱなしや猫背姿勢でいると、鼠径部をギュッと上から圧をかけた状態が続きます。また、運動不足でいることにより、骨盤を支える筋肉が硬くなり、骨盤の歪みなどが引き起こされてしまうため、鼠径部に負担がかかっているのです。
■「肋骨」も大事なポイント
次に骨盤の上の肋骨にも目を向けてみましょう。姿勢の悪さや筋力低下が原因で、肋骨間が狭くなって下がります。つまり、いくらくびれを作ろうと捻りポーズを実践しても、肋骨間にスペースがなくては、効果がないのです! さらに、内臓の状態も想像してみましょう。重力や姿勢、身体の歪みなどで押しつぶされた内臓は、本来の機能を全うすることが難しくなってきますよね。その結果、肌荒れや消化不良、便秘、体重増加が引き起こされます。
■くびれ復活!「美くびれストレッチ」
ストレッチの効果
今回ご紹介するストレッチは、身体の前側を伸ばす動作で「呼吸を深め、内臓機能を活性化し、老廃物を排出すること」を目的にしています。骨を動かすことはできませんが、骨と骨を繋いでいる筋肉をほぐすことで、正しい姿勢に戻していきます。さらに、脚を後ろに伸ばす動作で、裏側の腰やお尻、太もも裏の筋肉を刺激し、たるんだお肉も撃退! 鼠径部やみぞおちなどのストレッチ効果はもちろんですが、腰から太ももまで繋がっている大腰筋という深層筋をストレッチするので、腰痛改善や骨盤の歪み改善効果も期待できます。
※現在腰痛でお困りの方は、改善してから、もしくは無理のない範囲で動作して下さい。
ストレッチのやり方
(1)まずはうつ伏せ姿勢になります。
(2)右足を床から離し、膝が曲がらない高さまで引き上げます(みぞおちからつま先を伸ばすイメージ)。
(3)左膝は床につけた状態のまま膝を曲げ、左足裏(土踏まず等)を右すねに付けます。右足はそのまま後ろに伸ばし、左足で支えます。
(4)さらに右足を高く上げられる人は、左足をすねから膝、膝から太もも前側などに位置を変えてみましょう。そのまま10呼吸ほど繰り返したら、元の位置に戻り、反対側も同様に動作しましょう。
動作のポイントは、脚で脚を高く上げようとしないで、みぞおちからの深層筋を使い脚を上げるイメージで実践することが大切です。
(株式会社ボディクエスト YOGAエクササイズディレクター 森和世)