ここ数年の間よく耳にするようになった「グレイヘア」という言葉。筆者は普段、美容師をしているのですが、お客様からもグレイヘアに少し興味があるという言葉を聞くことが増えました。
実際に担当させていただいているお客様のなかでも、カラーをやめてグレイヘアにされたお客様もいらっしゃいます。「グレイヘアにされている芸能人の方に憧れて」「染めてもすぐ白髪が気になり、定期的に染めるのが面倒になった」「ナチュラルな感じで年齢を重ねていきたい」などさまざまな意見がありますが、どのようにしてグレイヘアに移行しているのか、今後のプランのためにも気になりますよね。
白髪の割合によっても個人差があるので、「グレイヘアは○歳からおすすめです」とはいい切れません。40代の方が今後の50代、60代の自分を想像した時に、将来的なプランとして興味をお持ちの方も多いようですね。
ただし、髪を染めた方が若々しさが保てることもあり、グレイヘアにしていく過程でただひたすら染めることを我慢するだけでは気持ちがもちません。
美容師の筆者が、お洒落にグレイヘアに移行する方法をご説明します。
■初めのステップ
まずは、毛先を明るめに染め、白髪との対比を少なくしましょう。根元からしっかり薬剤を塗布するのではなく、根元を少しあけてラインをぼかすように塗ります。この時、今まで黒髪に近い濃い色で染められていた方は、明るめのカラーで染めても明るくなりません。ブリーチ剤で一度髪の色をぬくことをおすすめします。
ブリーチと聞くと髪が傷むと思うかもしれませんが、「ケアブリーチ」といって、低ダメージで髪の色をぬく方法もあります。髪の状態をみながら、美容師さんに判断してもらいましょう。
■第2のステップ
第2のステップとして、分け目をつけないスタイルにしたりヘアアレンジをしたり、気になるところだけシャンプーで落ちるヘアマスカラなどで白髪を隠したりと工夫をして、ひたすら髪を染めずに我慢してください。
パーマもおすすめです。パーマをかけることで、より動きの出るスタイルになるため、染めているところと染めていないところの差がわかりづらくなります。お出かけの際は、帽子をかぶって隠している方もいらっしゃいます。
■最後のステップ
ある程度髪が伸びてくると、根元の部分が気になってくると思います。そうしたら、ハイライトを入れましょう。
写真は、毛先に明るめの色のハイライトを入れた状態です。色がランダムに入ることでグラデーションカラーになり、根元との差がわかりづらくなります。
ぜひ、今後のご参考にしてくださいね。
(美容師/ヘアメイク/セミナー講師 Mayu)
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