少しずつ寒くなってもう少しで本格的な冬に突入しますね。「体温が下がるときに眠くなる」という人間の身体のメカニズムを活用するには、夏と冬ではポイントが変わります。今回は冬にやりがちな睡眠のNG習慣5つをご紹介します。
■やりがち!実はNGな睡眠習慣5つ
1.モコモコパジャマを着込む
寒くなるとモコモコしたパジャマで寝る方もいますが、あまりおすすめできません。厚い素材のパジャマは寝返りを妨げるので睡眠の質が悪くなってしまいます。冬でも睡眠中は汗をかきますから、通気性がよく寝返りの邪魔をしない素材のパジャマを選びましょう。
2.重くなった布団で寝る
冷え性や寒がりさんは、毛布や布団を重ねて寝る方もいると思います。筆者も以前はそのような状態で寝ていた時期もありますが、パジャマ同様、寝返りを妨げてしまうので朝になっても疲れがとれないように感じました。羽毛布団のような軽くて暖かい布団で眠りましょう。
電気毛布を使う
電気毛布を使用している若い女性は意外と多いようです。確かに寒い夜には頼りたいグッズではありますが、電気毛布は体温が下がるのを妨げてしまい、睡眠の質を考えるとおすすめはできません。布団の中で身体が冷えてしまう方は、湯たんぽを使用するとよいと思います。
靴下を履いて寝る
足が冷えて眠れないと、靴下を履いて寝る人も多いと思います。体温が下がるときは手や足から熱が放出されていきます。そのときに靴下を履いていると熱の放出が妨げられ、体温が下がりにくくなってしまいます。布団に入るまでは靴下でしっかり保温をして、いざ寝るというときは脱ぐようにしましょう。
入浴後、髪が濡れたまま放置する
入浴後は、布団に入るまでの間、しっかりと身体を保温することが大切です。入浴後、濡れた髪をそのままにしておくと地肌から身体が冷えてしまいますので、タオルを巻いたまま放っておかずに、早めに乾かすようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。冷え性の方には辛い時期になりますが、健康や美容の基本である睡眠を大切にして、一緒に乗り越えましょう。
(看護師/ホリスティックビューティインストラクター 山本幸美)