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熟睡だけで茶碗2杯分消費!?「睡眠ダイエット」ポイント3つ

美養フードクリエイター
岩田 まなみ

ダイエットのためには適度な運動と適切な食事法が大切とわかっていても、運動も食事制限も、なかなか続けることは難しいですよね。そんな細かいことが苦手な方におすすめしたいのが「睡眠ダイエット」。ぐっすり眠ることで、脂肪の燃焼や食欲のコントロールができ、自然とダイエットにつながるようですよ。

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■睡眠で脂肪燃焼&食欲ダウンできる理由

●成長ホルモンが脂肪を燃焼

 アンチエイジングにも欠かせない成長ホルモン。寝ている間に分泌されると脂肪が燃焼することがわかっており、一晩ぐっすり眠ると、お茶碗に軽く2杯分のご飯に相当する、約300kcal分の脂肪を消費できるのだとか。

 

●食欲を増進させるホルモンの分泌がダウン

私たちの身体に備わる体内時計は、睡眠と覚醒だけでなく、ホルモンの分泌や自律神経の調節など、身体全体の動きを司っています。体内時計が乱れると食欲に関わるホルモンのバランスが崩れ、食欲を増進するホルモン「グレリン」の分泌が増えてしまうそう! ダイエット中の睡眠不足には要注意。

 

■良質な睡眠を保つルール3つ

(1)寝る前のアルコールは控える

成長ホルモンが最も多く分泌されるのは、寝入りばな3時間の深い睡眠「ノンレム睡眠」の時間帯。この3時間に、いかに熟睡できるかがポイントです。途中で目が覚めてしまわないよう、寝る前にアルコールや水分をたくさん摂るのは控え、快適な室温や環境を整えて、熟睡できる空間を作りましょう。

 

(2)寝る前に「ビタミンC」をチャージ

アンチエイジング医療が専門の上府医師によるとビタミンCには、ストレスを感じると分泌されるホルモン「コルチゾール」を減らして若返りホルモンとも呼ばれる「DHEA」の分泌を促す働きがある、とのこと。コルチゾールが多い状態、つまりストレスの多い状態では良質の睡眠をとることができませんから、寝る前に1000mg程のビタミンCを摂ると良いそうです。食べ物で摂るのは大変な量ですから、サプリメント等を利用してみて。

 

(3)できれば7時間睡眠がベスト

米コロンビア大学の研究によれば、7時間~9時間睡眠の人に比べ、5時間睡眠の人は50%、4時間睡眠の人は73%も太りやすい傾向にあったそうです。最適な睡眠時間は人それぞれですが、ダイエットのためには7時間は睡眠をとっておきたいところ。

肥満外来の専門医の左藤医師によれば、熟睡できていなかった人が熟睡できるようになるだけで、1ヶ月に1キロのダイエットになる場合もあるのだとか! 睡眠はアンチエイジングにも健康にも欠かせない要素ですから、太りやすくなってきた、疲れやすいなど不調を感じている方は、改めて睡眠を見直してみてはいかがでしょうか。
(美養フードクリエイター 岩田 麻奈未)

【関連記事】
痩せなくなったら試してみて!ダイエットの近道は「お腹周りのツボ」

【参考】
ねむりの基本 – ねむりラボ
肥満と不眠 体内時計の関係 – 武田薬品工業
※左藤桂子著(2014)「痩せる寝方」(だいわ文庫)
※2014年8月号「からだにいいこと」(祥伝社)

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