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いつもの飲み物が美容ドリンクになる「ちょい足し食材」4選

インナービューティー料理研究家
國塩亜矢子

プロフィール画像(國塩さん)

温かい飲みものが恋しい冬。冷え予防のためにも飲みたいですよね。冬は寒いので、ミネラルウォーターも常温で飲むことがおすすめです。

美味しさ&美容効果UP!?冬に飲みたいちょい足しドリンク

いつもの飲み物にちょい足しするだけで冷え対策やアンチエイジングが叶うなら嬉しいですよね。インナービューティー料理研究家の筆者が、飲み物にちょい足ししたい身近な食材をご紹介します。

■飲み物にちょい足ししたい身近な食材

冷え予防に「シナモン」「ジンジャー」

ちょい足しするだけで一気に風味豊かになるスパイス類ですが、料理用に買ってもなかなか使いきれないという声もよく聞きます。そんなスパイスこそちょい足しにぴったり。

特に冷えが気になる冬は、身体を温める働きが期待されている「シナモン」や「ジンジャー」のパウダータイプが重宝します。これらは、ホットミルクティーやホットワインによく合いますよ。

筆者は、ぬるめに温めたミルク類にノンアルコールタイプの甘酒を混ぜて、ジンジャーパウダーを加えて飲むのが特にお気に入りです。「飲む点滴」とも呼ばれる栄養豊富な甘酒に、冷え予防に役立つジンジャーを加えることで栄養満点の美容ドリンクが完成します。

免疫力アップに「はちみつ」

抗酸化作用が高く殺菌作用も期待される「はちみつ」。特に、インフルエンザなどの感染症や風邪が気になる冬場は積極的に摂りたい食材です。

パンやヨーグルトに加える方が多いと思いますが、ホットドリンクにプラスすれば自然なやさしい甘さとまろやかなコクがプラスされてより美味しく、いつもと違った味わいが楽しめますよ。ホットレモネードやお気に入りのフルーツティーやハーブティー、ゆず茶などに合わせても良いでしょう。

筆者は、夕飯前のブレイクタイムや就寝前などにノンカフェインドリンクでホッとしたい時、ベリー系やローズ系の香り高いフルーツティーにはちみつを加えて飲んでいます。

アンチエイジングに「カカオニブ」

アンチエイジングに「カカオニブ」

「カカオニブ」とは、チョコレートの原料であるカカオ豆を発酵・焙煎してからフレーク状に砕いたもので、カカオ本来のコクと香りを楽しめます。カカオ豆に含まれる「カカオポリフェノール」は抗酸化作用が非常に高く、スーパーフードとしても注目されています

カリッ、プチッとした食感が楽しいカカオニブは、ヨーグルトにトッピングしたり焼き菓子に使われることが多いのですが、ホットドリンクに加えても美味しいですよ。抗酸化作用が高いカカオニブを「ちょい足し」するだけで、美味しさと美容効果のアップが狙えます。

ホットミルクやコーヒー、ココアなどに良く合います。

ストレスケアに「柑橘類」

みかんや金柑、レモンなど、冬が旬の国産の柑橘類には美肌作りや免疫力アップに欠かせない「ビタミンC」が豊富に含まれています。ビタミンCは体内にとどめることができないので、毎日摂取したい栄養素です。

ビタミンCは熱に弱いので、熱すぎるドリンクには不向きです。冬は身体を冷やさないためにも、常温のミネラルウォーターに旬の柑橘類の果汁や果肉・皮などを加えて飲むのと良いでしょう。

柑橘類独特のさわやかな香り成分には、リフレッシュ効果やストレスケアの働きも期待されます。お仕事中の気分転換にもおすすめです。

柑橘類のちょい足しで、少しでもストレスフリーに過ごせると良いですね。

せっかく飲み物を飲むのなら、より美容効果やリフレッシュ効果の高いドリンクを活用して身体の中から美しくありたいですよね。手軽に実践できる「ちょい足し美容」を、ぜひお試しください。

(インナービューティー料理研究家 フードコーディネーター 國塩 亜矢子)

 

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【参考】
※吉田企世子・松田早苗/監修(2016年)『あたらしい栄養学』高橋書店
※上西一弘/著(2016年)『栄養素の通になる』女子栄養大学出版部
※蒲池桂子/監修(2010年)『美肌美人栄養学』エクスナレッジ
※三輪正幸/監修(2012年)『からだにおいしい フルーツの便利帳』高橋書店
※伊達友美/著(2010年)『食べる美女肌セラピー』エクスナレッジ
※田中敬一・原田都夫・ 間苧谷徹/著(2016年)『科学的データでわかる 果物の新常識:ガン・心臓病・脳卒中・認知症を寄せつけない 知られざる果物の機能性』誠文堂新光社
※斎藤糧三/監修(2016年)『スーパーフード事典 BEST50』主婦の友社
※白澤卓二/監修(2018年)『医者が教える最強の食事術』宝島社
※(2017年)『スパイス&ハーブの使いこなし事典』主婦の友社
※平田 雅子/監修(2010)『不調をなおしてキレイになる 女性ホルモン基本事典』成美堂出版

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