自宅にいる時間が長くなり、料理に疲れてしまったという人も多いですよね。朝・昼・夜3回の食事作りは、思っている以上に重労働です。
ベジ活アドバイザーの筆者が、料理の手間を軽減させる「包丁とまな板を使わない簡単レシピ」をご紹介します。
野菜もタンパク質もしっかりとれるご飯は、健康やキレイ作りの基本となります。ストレスのない料理作りの参考にしてください。
■料理の手間を軽減させる「包丁とまな板を使わない簡単レシピ」3選
(1)手でちぎって完成!「塩キャベツ」
ここ数年、流行している「塩キャベツ」。千切りしたキャベツを塩で調味するのが本来のレシピですが、千切りが面倒くさいという人もいますよね。
キャベツは、手でちぎって調理できる野菜です。特に春キャベツは葉が柔らかいので、手で簡単にちぎれます。キャベツを手でちぎって作る塩キャベツは、千切りよりも断面が大きいので必然的に咀嚼回数が増えます。噛む回数が多くなると暴飲暴食予防となり、ダイエットにも役立ちます。
お好みでゴマ油やラー油、塩昆布、しらすを入れても美味しいですよ。塩昆布・しらすを入れる場合は、塩を入れる量を加減してください。
材料(つくりやすい分量)
・キャベツ 4分の1個
・塩 小さじ1弱
作り方
(1)キャベツを水洗いした後、手で細かくちぎります。
(2)しっかりと水気をふいたらジップロックに塩とともに入れて、なじませたら完成です。
(2)準備は3分!「ホイコーロー」
キャベツと同じく、ピーマンやパプリカも手でちぎって調理できる野菜です。ヘタのところを親指で押して中に押し込むようにすると、ヘタがとれます。
パプリカは肉厚ですが、ピーマンは柔らかいので手で簡単にちぎれますよ。手でちぎると包丁で切るよりも断面が複雑になるので、味がしみこみやすくなるというメリットもあります。
ピーマンには、免疫力の強化を助けて美肌保持にも役立つ「ビタミンC」の含有量が、なんとトマトの5倍も含まれています。体調管理にも役立ちますね。
材料(2人分)
・キャベツ 4枚
・ピーマン 2個
・豚肉 100g
・ゴマ油、酒 適宜
・水溶き片栗粉 適宜
A
・味噌・大さじ1
・醤油、みりん、砂糖 各大さじ2分の1
・豆板醬 小さじ4分の1〜小さじ2分の1
作り方
(1)キャベツは水洗いをして、手でちぎります。ピーマンは水洗いをしたら、親指でヘタの部分を押し込み、2つに割ります。種をとったら、食べやすい大きさにさいていきます。豚肉は、キッチンバサミで食べやすい大きさに切ります。
(2)ゴマ油を敷いたフライパンに(1)を入れ、酒を入れてフタをして中強火にかけて1〜2分加熱します。
(3)(2)に8割ほど火が通ったら、Aを入れて味を整えます(野菜の量でAの量は加減してください)。肉に火が通ったら、水溶き片栗粉を入れてとろみをつけたら完成です。
(3)厚揚げ・白菜・キノコの中華炒め
まな板と包丁を使わず調理できるのは野菜だけではありません。柔らかい厚揚げも手でちぎって調理することができる食材です。手で簡単にちぎれるのに、調理中にあまり煮崩れしないという利点もあります。
厚揚げは同量の木綿豆腐より女性が不足しがちな「鉄分」や「カルシウム」「タンパク質」の含有量が多く含まれているので、健康美を保ちたい女性におすすめの食材といえるでしょう。
材料(2人分)
・白菜 3枚
・ピーマン 2個
・マイタケ 1パック
・米油などの炒め油 適宜
・水溶き片栗粉 適宜
A
・オイスターソース、醤油 各大さじ2分の1
・砂糖 小さじ2分の1
作り方
(1)白菜は水洗いをして手でちぎります。ピーマンは水洗いをしたら親指でヘタの部分を押し込み、2つに割ります。種をとったら、食べやすい大きさにさいていきます。マイタケは手で小房にわけておきます。厚揚げはさっと水洗いをして、手で食べやすい大きさにちぎります。
(2)油を敷いたフライパンに(1)の食材を入れて炒めたら、Aで味を整えます。水溶き片栗粉でとろみをつけたら完成です。
■野菜だけじゃない!肉類や魚も切れる「キッチンばさみ」
意外と使いこなせている人が少ないと感じるのが「キッチンばさみ」。鶏肉や薄切りの豚肉、牛肉、切り身の魚は、包丁よりもキッチンばさみの方が早く的確に切ることができます。
ニラやホウレンソウなどの柔らかい野菜も切ることができるので、食材を切る時用に1つ持っておくと料理をもっと手軽に作ることができます。
まな板と包丁を使わないレシピを上手に使って、毎日の料理負担を軽減させましょう。
(ベジ活アドバイザー 生井 理恵)
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