うっかり気を抜くと、贅肉がつきやすいのが「下腹部」です。また、下腹部が引き締まっていると、それだけでスタイルがきれいに見えます。
ウエルネス&ビューティーライターの筆者が、日常生活のなかで無理なくできる「ポッコリ下腹の対策法」をご紹介します。
■下腹部がポッコリと出てしまうのはなぜ?
なぜか下腹部だけが出てしまうとお悩みの方に多いのが、「腹横筋(ふくおうきん)」と呼ばれる筋力の低下です。腹横筋はコルセットのようにお腹を引き締める役割をもつため、この部分の筋力が低下してしまうとポッコリ下腹の原因につながります。
日頃から、腹横筋の筋力低下予防につながる生活習慣を意識しましょう。
■腹横筋の筋力低下予防につながるNG生活習慣
猫背
猫背がクセになってしまうと、腹横筋をしっかりと使えていない場合があります。日頃からしっかりと背筋を伸ばし、骨盤を立てる姿勢を意識しましょう。
浅く、早い呼吸
浅く、早い呼吸になりがちな方は、深くゆっくりとした腹式呼吸を行うように心がけてください。深く息を吸い込んでお腹をふくらませ、息を吐いた時に自然とお腹が凹む感覚を身につけると、それだけで腹横筋のトレーニングにつながります。
座りっぱなし
自宅にいる時間が長いと長時間座りっぱなしになっていることが多いですが、これもお腹周りの筋力低下につながります。こまめに立ち上がって歩くことを心がけ、近距離であれば車や交通機関を使わずに徒歩で移動しましょう。
■お腹にガスをためてしまうNG習慣
食事に気をつけているのに下腹部がポッコリしがちな方は、お腹にガスがたまりやすくなっている場合があります。
早食い
よく噛んで、ゆっくりと食事をしましょう。早く食べてしまうと、食べ物と一緒に空気を体内にとり込みやすく、お腹が張りやすくなります。
お腹周りを締め付ける服を身に着ける
お腹周りを締め付ける服装は腸に負担がかかりやすく、ガスがたまりやすくなります。こうした服装ばかりにならないように心がけましょう。
■ポッコリ下腹対策には、朝食が重要
腸内環境を整えることも、欠かせません。そのカギは朝食のとり方にあります。
起床後には1杯の白湯を
腸を目覚めさせるには、起き抜けに飲む白湯がおすすめです。朝食の30分ほど前に飲むことで身体が温まり、消化機能も活発になりやすいです。
朝食は抜かない
食欲がないからと、朝食を飲み物だけですませないようにしましょう。朝にきちんとお腹が空くように、前日の夕食は就寝の3~4時間前にはすませておきたいもの。寝る直前の食事は極力控えてください。
「たんぱく質」「糖質」「食物繊維」をしっかりと
正しく朝食をとることは、その日の代謝アップにも関わります。
体温を上げる働きをする「たんぱく質」「糖質」「食物繊維」をきちんととりましょう。卵や納豆、チーズやヨーグルトなどでたんぱく質をとり、玄米や全粒粉のパンなどで糖質と食物繊維をとることが理想です。
女性の身体のお悩みのなかでも、下腹部はいつも上位にランクインしています。ですが、少しの心がけで改善しやすい部分でもあります。ご紹介した習慣を身につけて、すっきりとしたボディラインを目指していきましょう!
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ)
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