長引くマスク生活のなかで、ポイントメイクの主役として定着したのは「アイメイク」です。それだけに、できるだけ印象的に美しく仕上げたいところです。
そのためには、ベースとなるアイシャドウを厳選し、崩れにくいメイクを心がけることが大切です。
アンチエイジングアドバイザーの筆者が、ベースメイクに最適なデパコス「トムフォード」とプチプラ「ヴィセ アヴァン」の”シャンパンベージュのアイシャドウ”を徹底比較しながらおすすめの使い方をご紹介します。
■軽やかなフィット感で、まぶたを明るく整える
エモーションプルーフ アイ カラー(01 ミニマリスト)/トム フォード ビューティ
軽やかなフィット感でヨレにくく、二重に埋まりにくいクリームタイプのアイシャドウです。まぶたになじませた後はサラッとして、色モチや発色をよくする効果もあるのでベースカラーとしての使用に適しています。
淡いシャンパンベージュなので肌のトーンを選ばずに使用でき、組み合わせるアイシャドウの色を選ばないところもおすすめのポイントです。
フィット力★★★★★ ヨレにくさ★★★★★ 二重への埋まりにくさ★★★★☆ くすみカバー★★★★☆ 色モチ★★★★★ 発色を高める効果★★★★★ 肌なじみのよさ★★★★☆ 保湿力★★★☆☆ コスパ★★★★☆
(全8色 参考価格5,000円(編集部調べ))
■まぶたに吸い付くようなフィット感でなじむ
シングルアイカラー クリーミィ(101 GINGER)/ヴィセ アヴァン
クリーミーな質感で乾燥しがちなまぶたにもフィットしやすい、クリームタイプのアイシャドウです。まぶたになじませた後はしっとりとしていますが、ムラになったりヨレたりしにくいのでこちらのアイテムもベースカラーに適しています。
やや黄み寄りの発色の、いわゆる生姜色。肌になじみやすく仕上がりはかなり自然です。こちらも組み合わせるアイシャドウの色は選びません。
フィット力★★★★☆ ヨレにくさ★★★★☆ 二重への埋まりにくさ★★★★☆ くすみカバー★★★★☆ 色モチ★★★★★ 発色を高める効果★★★★☆ 肌なじみのよさ★★★★★ 保湿力★★★☆☆ コスパ★★★★★
(1.4g 全10色 税込価格880円)
■「トムフォード」と「ヴィセ アヴァン」の比較
どちらも、カサつきくすみがちな40代以降の目元にフィットしながら明るさを出してくれるアイシャドウです。パールが配合されているところも共通しています。
実際に肌にまとってみると、トムフォードの方が少量でも明るさが出て華やかな印象に仕上がります。トムフォードが白っぽく発色するのに対し、ヴィセ アヴァンは黄みが強く少しくすみのある印象です。
実際にベースカラーとして使用し、同じブラウンアイシャドウを重ねてみました。上の画像は左がブラウンアイシャドウを肌にそのまま塗ったもの、中央がトムフォードにブラウンアイシャドウを重ねたもの、左がヴィセ アヴァンにブランアイシャドウを重ねたものです。
トムフォードの上に重ねると透明感のある発色になり、ヴィセ アヴァンの上に重ねると黄み寄りになるためブロンズのような発色になります。どちらの場合も、そのままブラウンアイシャドウをまとうよりツヤやかで軽やかな印象となり、肌へののりやモチもよくなります。
■若々しくきれいにアイメイクを楽しむポイント
40代の女性はまぶたがくすんでいることが多く、そのままメイクするとまぶたの上でにごって本来の色を楽しめなくなる場合があります。マスクをした際に肌がくすんで見えやすいことと相まって、残念なアイメイクになりがち。
コンシーラーを使ってくすみをカバーする方法もありますが、数多くのアイテムを重ねるとヨレや崩れの原因につながってしまいます。そのため、40代以降の女性はファンデーションの後に今回ご紹介したようなクリームタイプのベースカラーアイシャドウをアイホール全体に塗り、その上にメインカラーを重ねてメイクすることがおすすめです。時短にもなりますよ。
アイテム選びのポイントは、粒子の細かいパール入りの明るいベージュ系を選ぶこと。そうすれば、シワを悪目立ちさせることもなく、くすみを自然にカバーしてトーンアップすることができます。
ぜひ、この機会に普段のアイメイクを見直し、マスクに映えるアイメイクにシフトしましょう。
(アンチエイジングアドバイザー 遠藤 幸子)
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【参考】
※エモーションプルーフ アイ カラー(01 ミニマリスト) – トム フォード ビューティ
※シングルアイカラー クリーミィ(101 GINGER) – ヴィセ アヴァン