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美味しく食べてシミ対策!紫外線が強まる春に食べるべき果物

インナービューティー料理研究家
國塩亜矢子

プロフィール画像(國塩さん)

春先は紫外線量が増えていきます。抗酸化力が落ちる40代以降は、特にシミを徹底的に防ぎたいもの。インナービューティー料理研究家の筆者が、シミ対策のためにとりたい春が旬のフルーツとおすすめの食べ方をご紹介します。

旬のフルーツ

■3月から紫外線に要注意

乾燥のお悩みがメインだった冬が終わり、過ごしやすい春がやってくると気になるのが「紫外線量の増加」。特に、4月頃からは紫外線量が一気に増加します。

日焼け止めや帽子などのアウターケアに加え抗酸化力の高い食材をとるなど、身体の内側から紫外線ケアを行う「インナーケア」も欠かせません

■紫外線ケアに欠かせない栄養素

紫外線ダメージ(光老化)による細胞老化対策のためには、なんといっても「ビタミンC」が欠かせません。

ビタミンCはメラニン色素の沈着を防いでシミ予防に役立ち、コラーゲンの生成に関わるので弾力のある強くて美しい肌作りをサポートします。細胞老化の原因につながる活性酸素の働きを抑える抗酸化力の高いビタミンのひとつでもあります。

■紫外線ケアにおすすめの旬フルーツ

いちご

5月頃まで甘酸っぱくておいしい「いちご」。みかんの約2倍ものビタミンCを含んでいるほか、有効成分の「アントシアニン」や「フラボノイド」などの抗酸化力の高い成分も豊富です。高い抗酸化力によって、紫外線によるシミ対策に役立ちます。

カロリー・糖質も低いので、ダイエット中でも安心して食べることができますよ。

おすすめの食べ方

いちごに豊富なビタミンCは水に溶けだしやすく熱に弱いため、生食がおすすめです。ヘタを切ってから洗うとそこからビタミンCが流出してしまうので、へたを付けたまま水でやさしくサッと洗いましょう

いちごの先端部分は、いちご本来の甘みが詰まっています。ヘタをもって先端から食べがちですが、へたをとって上から食べる方が甘みを堪能できるのでおすすめです。

グリーンキウイ

冬から春が旬の「グリーンキウイ」は、なんといちご以上のビタミンCを含んでいます。また、抗酸化作用が非常に高い「ビタミンE」も豊富なため、これらの相乗効果でより高い抗酸化力が期待できます

初夏から夏にかけては果肉の黄色い「ゴールデンキウイ」が旬になります。

おすすめの食べ方

いちご同様、ビタミンC損失を防ぐためには生食がおすすめです。

筆者は、皮をむいて薄くスライスしホタテや鯛などと一緒に重ねて並べ、オリーブオイルを回しかけカルパッチョにするのがお気に入りです。オリーブオイルもビタミンEが豊富な良質なオイルのため、より抗酸化力の高い食べ方が叶います

かんきつ類

春から初夏までは、さまざまな品種の柑橘類が旬を迎えます。スーパーでよく見かける柑橘類は、「グレープフルーツ」「いよかん」「甘夏」「でこぽん(しらぬい)」「清見オレンジ」などです。

柑橘類は、どれもシミ対策をサポートするビタミンCが豊富です。皮をむく際に強く香る香り成分には、リフレッシュ効果も期待できますよ。

おすすめの食べ方

果肉を一口サイズに切りベビーリーフやレタスと合わせヨーグルトをドレッシング代わりにかければ、華やかでヘルシーなサラダになります。ビタミンCを無駄にしないためには、やはり生食でいただきましょう

柑橘類はいちごやキウイに比べて果汁が絞りやすいので、抗酸化作用の高いオリーブオイルと合わせて香り高いドレッシングにしても美味しいですよ。

旬のフルーツは、シミ対策のためにも毎日とり入れたいもの。朝ご飯はもちろん、サラダやドレッシングなどにもフルーツをとり入れれば夜ご飯の時も栄養を摂取することができます。

紫外線ダメージに負けない美しい肌を作るためにも、旬のフルーツを積極的にとり入れたいですね。

(インナービューティー料理研究家 フードコーディネーター 國塩 亜矢子)

 

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【参考】
春の紫外線量は真夏と同じ!?おすすめUVカットアイテム&選び方のポイント – 資生堂※吉田企世子・松田早苗/監修(2016年)『あたらしい栄養学』高橋書店※上西一弘/著(2016年)『栄養素の通になる』女子栄養大学出版部※吉田企世子/監修(2016年)『旬の野菜の栄養辞典』エクスナレッジ※蒲池桂子/監修(2010年)『美肌美人栄養学』エクスナレッジ※三輪正幸/監修(2012年)『からだにおいしい フルーツの便利帳』高橋書店※伊達友美/著(2010年)『食べる美女肌セラピー』エクスナレッジ※田中敬一・原田都夫・ 間苧谷徹/著(2016年)『科学的データでわかる 果物の新常識:ガン・心臓病・脳卒中・認知症を寄せつけない 知られざる果物の機能性』誠文堂新光社

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