シミやソバカスのない透明感あふれる肌作りのためには、紫外線が気になる春先からのインナーケアが欠かせません。
インナービューティー料理研究家の筆者が、紫外線対策のために毎日食べたい旬のフルーツと手軽なとり入れ方をご紹介します。
■紫外線対策のために毎日食べたい旬のフルーツ
いちご
抗酸化作用が高い「ビタミンC」や「葉酸」が豊富な旬のイチゴは、冬から出回るハウス栽培のものから露地栽培のものにチェンジする時期です。
ジューシーで甘酸っぱいイチゴは美味しくて満足度が高いのに、「低糖質」なのも嬉しいポイントです。朝食にぴったりなフルーツです。
グリーンキウイ
ほどよい酸味のグリーンキウイは、コラーゲン生成や免疫アップをサポートする「ビタミンC」はもちろん、アンチエイジングビタミンと呼ばれる「ビタミンE」が豊富に含まれています。
春先のシミ対策や、アンチエイジングのために毎日食べたい旬のフルーツです。
春の柑橘類
春先に旬を迎える柑橘類は意外と多いです。旬の柑橘類のみずみずしさや美味しさ、栄養価の高さは、まさに秀逸です。
この時期は「あまなつみかん」「清見オレンジ」「せとか」「セミノール」が特におすすめです。
「ビタミンC」はもちろん、柑橘類独特のさわやかな香りにはリフレッシュ効果も期待されます。皮をお風呂に浮かべることもおすすめです。
■旬のフルーツのおすすめの食べ方
やはり、生で食べるフレッシュフルーツこそ豊富なビタミン類をはじめとした栄養価が高く、美肌やアンチエイジングの強い味方です。
ジャムなどの加工品は、砂糖が大量に加えられていたり本来のビタミン含有量や酵素が著しく減っている場合があります。保存料が加えられていることも多いので、加工品を購入する際はラベルを良くチェックしてください。
フレッシュフルーツをいつものサラダやデザート、ドリンクに少し加えるだけでたちまちお洒落になり、栄養価も高まります。
サラダ
モッツァレラやブッラータチーズを合わせれば、おもてなしにもぴったりなフルーツサラダが完成します。色とりどりのフルーツを使うのがポイントです。
イチゴは甘エビと合わせてカクテルサラダ風にし、キウイはホタテと合わせてカルパッチョにするのがおすすめです。
デザート
市販のプリンにフルーツをそえれば、プリンアラモード風になります。焼菓子にそえれば華やかになり、栄養価アップも期待できます。
市販のカステラをカットして、ギリシャヨーグルトや生クリーム、フルーツと合わせれば簡単トライフルが完成します。
乾杯の一杯にプラス
イチゴやキウイを薄くスライスして、ノンアルコールビールやシャンパンなどに浮かべるとお洒落になります。水溶性で水に溶け出しやすい「ビタミンC」を無駄なく摂取することができます。
見栄えも良く栄養価も高まり、一石二鳥ですね。
美肌作りに嬉しい栄養が豊富に含まれた旬のフルーツたちを毎日とり入れて、身体の中からキレイを磨きましょう。
(インナービューティー料理研究家 フードコーディネーター 國塩亜矢子
「楽しく正しく食べてカラダの中からキレイに健康に」をモットーに、インナービューティーを軸としたコラム執筆やレシピ開発等を通じ女性のライフステージごとに関わる「食×美」の大切さを幅広く発信中。二児の母。)
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【参考】
※吉田企世子・松田早苗/監修(2016年)『あたらしい栄養学』高橋書店
※上西一弘/著(2016年)『栄養素の通になる』女子栄養大学出版部
※板木利隆/監修(2008年)『からだにおいしい 野菜の便利帳』高橋書店
※吉田企世子/監修(2016年)『旬の野菜の栄養辞典』エクスナレッジ
※三輪正幸/監修(2012年)『からだにおいしい フルーツの便利帳』高橋書店
※伊達友美/著(2010年)『食べる美女肌セラピー』エクスナレッジ
※田中敬一・原田都夫・ 間苧谷徹/著(2016年)『科学的データでわかる 果物の新常識:ガン・心臓病・脳卒中・認知症を寄せつけない 知られざる果物の機能性』誠文堂新光社
※斎藤糧三/監修(2016年)『スーパーフード事典 BEST50』主婦の友社
※藤原昌高/著(2010年)『からだにおいしい魚の便利帳』高橋書店
※白澤卓二/監修(2018年)『医者が教える最強の食事術』宝島社