おでこのシワが目立つと、一気に老けた印象になってしまいますよね。しかし、実はおでこのシワは、ポイントを押さえればシワ対策をしやすい箇所です。
エステティシャンの筆者が、おでこのシワの原因と簡単にできるセルフケアをご紹介します。
■おでこのシワができる原因
おでこには、眉毛から生え際にかけて「前頭筋」という筋肉が縦についています。この筋肉がこってこわばり、柔軟性がなくなると、おでこに横ジワができる場合があります。
主な原因として、おでこにシワを寄せる表情が挙げられます。この表情の時にできる線が、若いうちは元に戻りやすいのですが、筋肉がこった状態が続くことでクセづき定着すると、シワになります。
筋肉がこる主な原因として、加齢や姿勢などが挙げられますが、マッサージなどでほぐすことで、シワの定着をケアすることができます。もちろん、シワを寄せる表情をしないことも、立派な対策です。
■「おでこのこり」は、顔の印象を大きく変える
おでこは、一度シワになると改善しにくく、一気に老けて見えます。おでこのシワが気になると、前髪で隠したり表情を不自然に隠したりと、自然に楽しめなくなってしまうこともあるでしょう。
また、おでこのこりはシワだけでなく、「ぱっちりと開かず目が小さく見える」「眉尻・目尻が下がって老けた印象になる」などのお悩みにもつながります。
おでこのこり対策は、顔の見た目年齢の大きな要となります。
■おでこのこりをほぐす簡単マッサージ
(1)手の平全体で眉毛〜生え際までスライド
手の平全体を眉毛〜生え際までスライドさせます。これは、乳液などで保湿したついでに行ってください。滑りがよい状態で、肌に摩擦をかけないように注意しましょう。
まずは、おでこの真ん中、眉毛の上に手の平全体を置きます。手の平をべったりとおでこに密着させて、そのまま生え際まで軽く圧をかけながらゆっくりと滑らせます。圧がかけずらい人は、テーブルの上に肘をついた状態で頭の重みを利用しましょう。
真ん中が終わったら、左側と右側もそれぞれ同じように行ってください。収縮して縮こまったおでこの筋肉を上に引き伸ばすイメージです。
3セットを目安に、朝・夜のスキンケアのついでに行うことがおすすめです。
(2)四指の腹で円を描くようにマッサージ
眉毛の上に四指の腹をあて、軽く圧をかけます。そのまま、持ち上げるようにして円を描くようにマッサージします。少しずつ位置を上にずらしながら、生え際まで行います。
これも、時間があれば3セット行ってください。こちらは乳液など使わなくてもできるので、仕事の合間や、目の疲れを感じた時にもおすすめです。目のむくみが気になる時にもよいでしょう。
(3)こめかみを円を描くようにマッサージ
こめかみに指の腹(薬指と中指、または中指と人差し指、やりやすい方でOK)を置きます。しっかりと圧をかけて、持ち上げるようにして円を描きます。
目の疲れはもちろん、眼精疲労による頭痛などが気になる時や、目のクマが気になる時にもおすすめです。圧がかけにくい場合は、テーブルに肘をついて、頭の重みを利用しましょう。
ビフォー・アフター
写真左がマッサージ前のビフォー、右がアフターです。
一回でもマッサージの前後で、目のぱっちり感や眉尻や目尻の上がり感など、変化を感じられることもあります。日々の習慣にすることで、おでこのシワ対策に役立ちます。
おでこのシワ対策と目元のパッチリ感も得られる、お得なセルフケアです。おでこのこりをほぐして、若々しいおでこを手に入れてくださいね。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松 麻美)
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