40代を過ぎると、ベースメイクに手をかけるだけで、老け見え回避につながります。
ヘアメイクやコスメコンシェルジュインストラクターのプロとして年齢に合わせた美を提案する筆者が、老け見えしないためのメイク術をご紹介します。
■40代・50代の肌事情
40代・50代の肌は、部分的にくすみが出やすくなっています。肌全体がくすんでいる場合、全体的にトーンを上げることで改善できますが、部分的な肌悩みは同じ方法で改善できません。
特に、濃いシミをカバーしようとすると自然と厚塗りになるので、それに合わせて全体の肌も厚塗りになり、結果的に肌くすみやシワが生じることがあります。
ファンデーション単品でなんとかしようとする方は、失敗しやすいので気をつけましょう。
■老け見えしないためのメイク術〜スキンケア&ベースメイク編〜
(1)クレンジング
くすみの原因には、色素沈着や肌の糖化、血色の悪さ、乾燥などが挙げられます。そのため、くすみを改善するにはクレンジングやスキンケアから見直す必要があります。
例えば、目の周りがアイシャドウを塗ったかのように茶色くなっている方は、メイクを落とす際の摩擦などにより、色素沈着している可能性があります。
メイクの濃さや種類によって、使うクレンジングも変わります。「メイクを落としたはずなのにまだ残っている」と感じる方は、クレンジングから見直しましょう。また、メイクが落ちないからといってゴシゴシこすることは絶対にやめましょう。
(2)スキンケア
スキンケアをすることで肌がうるおうと、透明感がアップし、毛穴の凹凸やシワの改善にもつながります。保湿力が高いものほど効果が持続しやすいので、肌質や季節に合わせて使うスキンケアを選ぶようにしましょう。
また、スキンケアのやり方次第でも肌のトーンに変化を感じることができます。顔にスキンケア用品をつける前に一度手のひらで温めてからつけたり、スキンケアのついでに顔をマッサージしたりすると、肌の血行が良くなります。
(3)下地
下地をうまく使い分けることで、全体的な肌のくすみや部分的な肌トラブルを自然にカバーすることができます。
全体的にくすみが気になる方は、肌のトーンがアップするブライトニング下地や、紫のコントロールカラーを使うことがおすすめです。毛穴が気になる時は、ポアプライマーを使うと凹凸感を埋めてくれます。
(4)ファンデーション
ファンデーションは、薄づきほど肌に密着してメイクもちが良くなります。
肌悩みが目立つ顔の中心にしっかりとファンデーションをつけて、そこから顔の外側に向かって伸ばしていく塗り方がおすすめです。顔の外側にファンデーションをのせてしまうと、生え際や首との差が目立ち、厚塗りに見えるので気をつけましょう。
また、濃いシミやクマをファンデーションで隠そうとしても、カバー力に限界がありますので、ファンデーションでカバーできない部分はコンシーラーをつけるようにしましょう。
(5)パウダー
パウダーは皮脂吸着にすぐれているので化粧持ちがアップしますが、反面、乾燥もしやすくなります。乾燥が気になる方は、パフよりブラシでつける方が皮脂をとりすぎません。
また、部分的にテカリや化粧崩れが気になる方は、化粧ヨレしやすい目の周りやTゾーンだけにパウダーをつけることがおすすめです。
ベースメイクは、肌悩みに合わせて化粧品を使い分けると厚化粧になりません。まずは、ご自身の肌トラブルが何かを理解することが大切ですので、鏡で自分の顔を観察するようにしましょう。
(ヘアメイク/美容講師/コスメコンシェルジュ/ライター/美容師 mayu3)
【関連記事】
・500円で旬顔に!大人も使いたいトレンド満載プチプラコスメ
・もう失敗しない!プロが教える眉カットの掟&便利アイテム
・手抜きアイメイクで老け見え!?お疲れ感が増すNGメイク
・目元パンダを防ぐ!一重・奥二重向け崩れにくいアイメイク