長時間のデスクワーク等で、肩のこりを自覚されている方も多いのではないでしょうか。頭部も薄い筋肉で覆われています。頭のこりや目の疲れを改善することで、小顔効果や肩こり解消も期待できます。
スタイルアップトレーナーの筆者が、小顔効果を狙うマッサージ法をご紹介します。
■頭がこると、おでこにシワが!?
表情筋~頭部は薄い筋肉でつながっています。おでこのシワは、主に「前頭筋(おでこの筋肉)」の弾力不足により起こりやすくなります。その原因として、猫背姿勢や「眼筋(目の筋肉)」の酷使、目~おでこ・頭部までがこり固まっていることなどが挙げられます。
おでこの筋肉は、前頭部~後頭部へとつながっています。頭皮を手のひらで押さえて前後左右に動かしてみたときに、固くこわばっておらず良く動く頭皮の方が、血流や代謝の状態も良く、肌のターンオーバーや新陳代謝が促進されます。
まずは、血流改善を
太ったら顔に肉がつきやすい方は、慢性的な肩こりや心肺機能低下、運動不足による低血圧に心あたりはありませんか? 脂肪やむくみの根本が改善するように、まずは血流状態を良くしましょう。
顔をケアするように頭皮や背面までをケアすることで、顔の皮膚のターンオーバーが促進されてシワになりにくくなり、リフトアップ効果も期待できます。
■小顔効果を狙うマッサージ法
(1)人差し指〜薬指の3本の指の腹を使い、生え際から頭頂部に向かって指をすべらせていきます。2~3回ほど行ってください。
(2)頭頂部の「百会(頭のてっぺんにあるツボ)」をプッシュします。自律神経の調整にも効果が期待できます。イタ気持ちいい強さで5秒ほど行いましょう。
(3)親指の腹で目の上の骨のあたりを垂直にプッシュしましょう。10秒ほど行ってください。
皮膚と骨の間にある筋肉や皮下組織に対してアプローチし、目元を引き上げます。ガシガシとこすらないように気を付けてください。
こめかみの後ろあたりをイタ気持ち良い程度の強さで引き上げて10秒ほどキープします。
(4)脇腹~肩、首の筋肉をストレッチしましょう。むくみ改善に役立ちます。両手を組んで体側を伸ばしてください。
(5)肩を前から後ろへ回します。
(6)頭部を支えて左右に倒し少しあごを上げ、胸鎖乳突筋(顔を横に向けた時、首の反対側に耳から鎖骨にかけて浮き出る筋肉)のストレッチをします。
おすすめのタイミングや頻度
・バスタイムに行うと血流改善効果UPが期待できます。
・朝のメイク前に行うと、リフトアップ&化粧ノリUPが期待できます。
・肩や目の疲労を感じた時にデスクワークの合間に行ってみてください。
・毎日1回~3回行ってください。朝晩に行うことをおすすめします。
筆者スタジオの小顔矯正施術でも、頭部のポジションや筋肉の修正を行い、おでこのシワが改善された方がおられます(効果や変化の速度には個人差があります)。毎日こりをほぐし、リフトアップした美しいフェイスラインを手に入れましょう。
(女性の為のスタイルアップトレーナー 才原 洋子)
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