「野菜は、どんなものでも身体に優しい」と分かっていても、毎日サラダが続けば飽きてしまうこともありますよね。そんなときは、デザート感覚で甘くして食べてみてはいかがでしょうか？

混ぜるだけ簡単！　美容と健康に役立つ食スタイルを提案して17年の美養フードクリエイターである筆者が、美容と健康に役立つベジスイーツレシピを2つご紹介します。

■美肌＆美腸に！トマトの甘麹和え

美肌食材：トマト

トマトに含まれるリコピンには、強い抗酸化作用があるため、紫外線などの影響で過剰に体内に生まれた活性酸素を除去して、細胞を守る働きがあります。

それだけでも、美肌作りにかかせませんが、このほか、日焼け後の肌の回復を高める働きもあります。紫外線が強くなるこれからの季節には欠かせない美肌食材です。

しっかり熟したトマトのほうがリコピンが多く含まれるので、トマトは熟してから食べましょう。

美腸食材：甘麹

麹を一定の温度で加熱して糖化させて作ったのが、甘麹。自然の甘みが楽しめるヘルシーな甘味料です。

甘麹自体は、本来の意味での発酵食品ではありませんが、麹菌を摂ることができます。麹菌は、腸内にとどまっている間、善玉菌とともに働き、腸内環境美化をサポートします。

材料（作りやすい分量）

トマト　2個

甘麹　大さじ2～お好みで

作り方

食べやすい大きさに切ったトマトと甘麹を和えるだけ。

清潔な容器に入れて冷蔵庫保存すれば、作り置きもOKです。

■紫外線＆乾燥からお肌を守る！ハニーアボカドサンド

美肌食材：アボカド

アボカドは、世界一栄養価の高い果実として知られ、ビタミン、ミネラル、食物繊維など、さまざまな栄養素がバランスよく含まれています。

なかでも注目なのはルテイン。リンゴやバナナといった一般的なフルーツの中では、ダントツに多くのルテインが含まれています。

ルテインは、“天然のサングラス”とも呼ばれ、水晶体に多く存在し、目を有害な光から守っています。目から紫外線が入ることでも、脳は皮膚を紫外線から守るためにメラニン色素を作る指令を出します。ですから、シミの予防には、目を保護することも大切です。

美肌食材：はちみつ

はちみつも、アボカド同様、ビタミン、ミネラルの豊富な食材です。

また、喉や肺を潤し、身体を乾燥から守る働きもあります。お肌が乾燥すると、小じわの原因となったり、バリア機能が弱まり、肌荒れの一因にもなります。冬だけでなく、いつの季節もお肌を乾燥から守ることは、美肌作りにかかせませんね。

材料（作りやすい分量）

アボカド　1/2個

はちみつ　大さじ1/2程度

フランスパンなど

作り方

食べやすい大きさにスライスしたアボカドをパンにのせ、はちみつを添えて出来上がり。

お好みで、ナッツやドライフルーツをのせても美味しいですよ。

スイーツ感覚で楽しめるトマトやアボカド。サラダに飽きたときには、ぜひ試してみてくださいね。

（美養フードクリエイター・中医薬膳師　岩田まなみ）

 

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【参考】
※トマトの栄養「リコピン」　–　全国トマト工業会
※トマト素材と美容・健康に関する研究　–　KAGOME
※アボカドの栄養と効能　–　アボカドフロムメキシコ
※ルテインの健康・効能　–　わかさ生活