最近、「疲れが抜けない」「疲れやすい」「老けて見られる」ということはありませんか? これらの原因のひとつとして、体内に疲労物質が溜まっていることが挙げられます。
そんな時は、食卓に“ぬか漬け”をプラスするとよいでしょう。ぬか漬けは、生の野菜に含まれるビタミンCや食物繊維、カロチン等を損なうことなく摂取できます。
管理栄養士の筆者が、美腸&代謝アップを狙う「ぬか漬けのパワー」についてご紹介します。
■ぬか漬けの健康パワー3つ
(1)美肌&疲労回復
ぬか漬けには、「ビタミンB群」や「ビタミンE」「乳酸菌」が多く含まれています。そのなかでも、特に疲れ改善効果が期待できるのは“ビタミンB群”です。
食事の際にビタミンB群が豊富に含まれているおかず(ぬか漬け)を食べれば、栄養素がエネルギーに変わりやすくなります。逆に、不足すると疲労物質がたまり疲れやすくなる場合があります。
食事にぬか漬けをそえて、疲れ知らずの身体を目指しましょう。
(2)便秘解消&免疫力アップ
ぬか床には善玉菌を増やす「乳酸菌」がたくさん含まれており、腸内環境の改善に役立ちます。便秘がち、下痢をしがちという方は積極的にとり入れることをおすすめします。
また、肌荒れや吹き出物等の肌トラブルや体調不良、だるいといった身体的トラブルでお悩みの方も、ぬか漬けを食卓にそえるとよいでしょう。
(3)ストレス軽減&安眠力アップ
夜になかなか寝つけない、ストレスが溜まって眠れないということはありませんか? そういった時にも、ぬか漬けはおすすめです。
ぬか漬けに含まれる乳酸菌は、脳の興奮を鎮めてリラックスさせるアミノ酸「GABA」を生み出してくれます。GABAには安眠効果だけでなく、更年期症状やストレス軽減効果等が期待されています。
安眠効果を期待するのであれば、夕食時に食べるとよいでしょう。
■ぬか漬けにおすすめの食材
食物繊維・ビタミン類が摂れる食材
大根、にんじん、きゅうり、みょうが、ブロッコリー、カブ、なすなど。
たんぱく質が摂れる食材
豆腐、茹で卵、チーズなど。
ぬか漬けには栄養素が豊富に含まれており、腸内環境を改善する働き、自律神経のバランスを整える働き、更年期症状を軽減する働き等が期待できます。最近では、簡単に作ることができるぬか床が、スーパーでも購入できるようになりました。ぜひ、試してみてください。
(管理栄養士/おやこ食育プランナー/美食ライフプランナー やなぎさわ えりな)
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