若見えメイクにベースメイクの”つや”は欠かせませんが、「何を使ってもつやが出ない」「ファンデーションが粉っぽく仕上がる」というお悩みも多く聞かれます。
メイクアップアーティストの筆者が、時間がたってもつや感をキープできるテクニックをご紹介します。
■ベースメイクのつやが出づらい理由
年齢を重ねることで内面的な魅力はアップしつつも、肌表面ではさまざまな変化が現れます。
40代以降は皮脂の量、質ともに低下している傾向にあり、乾きがちな状態。ファンデーションに代表されるベースメイクアイテムの多くは粉の成分を含んでいるため、肌に十分なうるおいがないと粉っぽく仕上がる場合があります。
つやっぽく仕上がるアイテムを選んでも肌がファンデーションのうるおいを吸収してしまえば、仕上がりに十分なつやが残らないでしょう。
■時間がたってもつや感をキープできるテクニック
メイク前にオイルマッサージをする
すでにメイク前にオイルを使っている方もいらっしゃると思いますが、今回ご紹介したいのはただオイルを塗るのではなく、肌にしっかりと染み込ませるようなイメージで仕込む方法です。
(1)洗顔後の肌にオイルをたっぷり広げる
肌表面で手がすべるくらい、たっぷりとオイルを広げます。
サラッと馴染むオイルではなく、油っぽいと感じるオイルを選びましょう。薬局で手に入る椿オイルなどがおすすめです。
(2)肌表面をなでるようにマッサージをする
むずかしく考えず、肌にたっぷり広げたオイルでやさしく肌を包みこむようにしてなでましょう。肌を温めるように行うと、オイルが肌によくなじみます。
蒸しタオルで温めても効果的です。
(3)軽くすすぐ
軽くすすぐ要領で、水やぬるま湯をかけます。水気をタオルで拭うと肌がふっくらと整い、肌表面にオイル感が残ります。
使ったオイルの種類や量、肌状態によって、仕上がり感には差があります。オイル感が気になる場合は、化粧水をつけてみずみずしく仕上げましょう。
ベースメイク
日焼け止めや下地を馴染ませ、ベースメイクアイテムで仕上げます。
使用するファンデーションはお好みのカバー力で選んでください。肌にしっかりオイルが仕込まれているので、ファンデーションの保湿力に頼らずとも適度なつやのある仕上がりになります。
パウダーファンデーションやフェイスパウダーなどの粉系アイテムでもOKです。よりしっとり保湿力が欲しい場合は、リキッドやクリーム系のファンデーションを選んでください。
今回ご紹介した方法は、肌にしっかりとオイルを仕込むことで、時間がたってもじわじわとオイル成分が肌表面をカバーします。その結果、乾燥させずにつやをキープするというものです。
逆にいえば、皮脂分泌が多い方はメイク崩れを早める場合もあります。肌は部位によって違いがあるので、状態を見極めながらこのテクニックをとり入れてみてください。
(フェイスコンダクター/ヘア&メイクアップアーティスト/毛髪診断士認定講師 西村 リサ)
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