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夏野菜&果物で老ける?夏冷えを招くNG食習慣5つ

管理栄養士
今井尚美

暑い季節は、冷たい飲み物や冷房によって体が冷えやすくなります。体が冷えると血行が悪くなり、肩こりや顔のくすみ等になり、“老け見え”の原因になってしまいます。

夏のNG食習慣

夏こそ「冷え対策」が重要です。管理栄養士の筆者が、体が冷えるNG食習慣と、改善のポイントについてご紹介します。

■実は冷えの原因かも?食習慣をチェック◎

”夏冷え”で老け見え?体が冷えるNG食習慣とは

(1)冷たい麺や飲み物を口にする機会が多い

夏は冷たいものを食べる機会が増えますよね。

体を冷やさない工夫として、以下のようなものが挙げられます。

体を温める働きがある、たんぱく質食品を必ず一緒に食べる

副菜は温かいものにする

味噌汁やスープをつける

冷たい飲み物は、口の中で噛むようにして飲み込む

副菜がない場合は、温かいお茶を用意するだけでも良いですね。

消化器官をたえず冷やすことがないように、意識しましょう。

(2)鉄分不足

鉄は、酸素や栄養を運ぶ赤血球の構成成分なので、不足すると細胞に十分な酸素や栄養が行き届かず、冷えの原因になります。

また、新陳代謝も低下するため、肌トラブルを起こす原因にもなります。

年齢とともに消化器の働きも落ちるため、なるべく鉄の吸収率が高いカツオマグロ牛肉などの動物性食品を意識して食べましょう。

ビタミンCと鉄を一緒に摂取すると吸収率がUPするため、調理の仕上げにレモン汁すだちをかけて食べると、風味も良くなり、おすすめです。

(3)夏野菜・夏のフルーツを食べることが多い

きゅうり、茄子などの夏野菜や、パイナップルなどの夏のフルーツは、体を冷やす働きがあります。

夏野菜は、サラダで食べるだけでなくグリルで調理するほか、体を温める働きのある生姜、唐辛子、にんにく等を使って炒める調理法も意識して取り入れましょう。

また、フルーツを食べるときには、ハーブティーなどを組み合わせましょう。水出しでも美味しくいただけますし、ルイボスティーには抗酸化作用があるため、お肌にも嬉しい効果が期待できますよ。

(4)朝ごはんが少ない

体温は、早朝に最も低くなり、起きて朝食をとることで上昇します。

また、朝食のタイミングでたんぱく質を摂取すると、筋肉量を増加させやすくなったり、脳の機能を高めたりする働きがあることが分かっています。

忙しい朝は、パンなど炭水化物が多いメニューに偏りがちですが、ゆで卵、チーズ、牛乳、ちくわなど、手軽に摂れるたんぱく質食品をプラスしましょう。

カッテージチーズギリシャヨーグルト、チアシード、枝豆も、たんぱく質が豊富で、ちょい足し食材におすすめです。

(5)たんぱく質不足

たんぱく質は、体をつくる材料となるだけでなく、体内で熱を生み出して体温を維持する働きもあるため、冷え対策には欠かせない栄養素です。

朝食にたんぱく質をプラスするだけでなく、一日を通してたんぱく質を意識した食事をしましょう。

昼・夕食では、たんぱく質を使った料理を最低1つは食べるように心がけてください。

食事で補いきれない場合には、卵を使った菓子であるカステラ、プリン、ナッツスルメイカなどを間食に利用するのも良いですね。たんぱく質で腹持ちも良いため、小腹を満たすのにおすすめです。

夏は意外と体が冷える機会が多いので、ぜひ一日に三度とる食事から意識して、冷え対策をしてみてくださいね。

(フリーランス管理栄養士 今井 尚美)

 

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【参考】
タンパク質摂取時間と筋量増加の関係 – 早稲田大学
たんぱく質を含んだ朝食のメリットとは? – 明治

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