ごはんやパンなどの主食は、悪者になりがちですね。確かに、白米や白いパンなどの精製された主食は糖質が多いため、食べすぎはよくありません。
ですが、主食を抜くと食事への満足感が減って、リバウンドの一因にもなります。すべての主食が、糖質が高いわけではありません。
美容と健康に役立つ食スタイルを提案して17年の美養フードクリエイターである筆者が、むしろ食べることで腸内環境を整えてヤセ体質をつくる主食を、手軽に食べられるレトルトご飯から3つ、ご紹介します。
■ヤセ菌ってなに?
腸内に棲みついている腸内細菌は、私たちが食べたものをエサに生きています。ですから、食べたものによって腸内環境は良くも悪くもなります。
なかでも水溶性食物繊維が大好物の腸内細菌たちは、水溶性食物繊維を発酵分解する際に、総合的な肥満の抑制効果が期待されている短鎖脂肪酸を産生するため、「ヤセ菌」とも呼ばれています。
■レトルトで簡単!ヤセ菌がよろこぶ主食3つ
水溶性食物繊維が豊富な主食を選べば、腸内環境を整えてヤセ体質に。そんな主食を3つご紹介します。いずれも、思い立ったら温めてすぐ食べられるレトルトご飯です。
(1)もち麦とスーパー大麦ごはん/日本アクセス
うるち米(白米)に、水溶性食物繊維が豊富なもち麦、そして、もち麦よりもさらに総食物繊維量の多いスーパー大麦“バーリーマックス”がブレンドされたごはんです。
うるち米がベースになっているため、雑穀独特の香りがほとんどせず、もちもちとした食感で、雑穀初心者におすすめ!
もち麦由来の食物繊維に難消化性デキストリンが添加されていて、1食(150g)で6.8gもの食物繊維をとることができます。
(150g 標準小売税込価格220円)
(2)大塚のごはん もち麦と玄米のごはん/大塚食品
もち麦50%、玄米50%のごはんです。
「玄米は固くて食べにくい」と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、こちらの玄米ご飯はとても食べやすくできています。玄米が多いため、多少の雑穀臭がありますが、玄米だけのごはんよりはずっと食べやすくなっています。
1食(150g)で5.3gの食物繊維をとることができます。
(150g 参考税込価格218円)
(3)スーパー大麦 もち麦・玄米ごはん/城北麺工
こちらは、スーパー大麦が15%も配合された贅沢なレトルトごはんです。玄米も、特別栽培米の「つや姫」を100%使用していますから、食品の安心安全が気になる方にもおすすめです。
バーリーマックスは、もち麦の特徴である豊富な水溶性食物繊維に加え不溶性食物繊維も多く含まれています。不溶性食物繊維は、腸内で水分を吸って膨らみ便のカサを増してスムーズな排出を促しますから、日ごろから野菜不足の方、食べる量が少ないために便秘がちな方にもおすすめです。
スーパー大麦が多いので、独特の香りと、プチプチとした食感があります。
ごはんとおかず、として食べるより、ライスサラダにしたり、スープごはんやカレーライスにするなど、一工夫してからのほうが美味しく食べられるかも知れません。
(150g 参考税込価格273円)
選ぶなら、食べることで腸内環境を整えることができる主食です。しっかり食べて、身体の中からキレイになりたいですね!
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
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【参考】
※もち麦とスーパー大麦ごはん - 日本アクセス
※大塚のごはん もち麦と玄米のごはん - 大塚食品
※スーパー大麦 もち麦・玄米ごはん - 城北麺工