マスクをしているとメイクはシンプルに眉と目元だけということが多くなりますが、シンプルだからこそ効果的に若々しい印象に仕上げたいものです。
メイクアップアーティストの筆者が、眉とアイラインだけで若見えするメイクのポイントをご紹介します。
■顔の印象にメリハリをつける「眉」
眉は、メイクにおいて顔の“額縁”ともいわれるほど全体の印象を左右する力があります。マスクをしている時も見えているパーツとして重要な役割を担います。
もともと眉全体に毛量がある方は、パウダーで全体の色を整えたり眉マスカラをつけたりするだけでも十分です。「眉の毛が少ない」「左右の差が大きい」「輪郭が曖昧」という場合は、ペンシルで形を整えるように描きましょう。全体的に整ったら、毛流れに合わせて黒目の上辺りを濃く描くと、メリハリがつき若々しい表情に仕上がります。
老け見えしやすいNG眉
全体的に濃さが均一で濃淡のない眉は、のっぺりと重い印象を与えます。
毛の流れに合わせて黒目の上辺りに毛の立ち上がりを描くと、リフトアップ効果が期待できます。
■40代以降のほどよい「アイライン」
まつ毛の減少やまぶたのたるみの影響により、若い頃に比べて目力が弱くなったと感じる方が多いつやプラ世代。
マスクメイクでは眉同様に見せ場となるアイメイクですが、バサバサまつ毛やくっきり跳ね上げアイラインは頑張っている感が出過ぎてしまいます。
ほどよく目元の印象をアップさせるには、リキッドアイライナーでまつ毛の根元を埋めるように描きましょう。これで本来の目の大きさや目の形をはっきり見せることができます。
さらに目元を印象的に大きく見せたい場合は、ダークカラーのアイシャドウやぼかせるペンシルアイライナーなどを使ってまつ毛の上の縁をなぞります。アイラインを描くことが苦手な場合はマスカラだけでも目の縁がはっきりするので、どちらかできそうな方からとり入れましょう。
老け見えしやすいNGアイライン
アイラインが太くぼやけていると、まぶたのくすみに見えかねません。まつ毛の際がしっかり濃くなるように仕上げましょう。
ペンシルアイライナーをぼかして使う場合は、目のキワだけ細く重ねて描くほか、キワだけにリキッドアイライナーを併用すると、くっきりと印象的に仕上がります。
■NGメイク&OKメイクの比較
眉毛をくっきり描くこと自体は、顔の印象をはっきりと見せる効果がありますが、濃い眉に限らず濃淡をつけないのっぺり眉は、凹凸がなくフラットな印象に見えます。
アイラインにおいても同様に単色ではなく、目のキワにリキッドラインが入ることで濃淡がつき、効果的でありながらナチュラルに仕上げることができます。
ちょっとしたポイントを意識するだけで、眉と目元を若々しい印象に仕上げることができます。同じアイテムで濃淡がつけづらい場合は、おもいきって濃さの違う2種を組み合わせることで簡単にメリハリを出すことができます。ぜひ、とり入れてみてください。
(フェイスコンダクター/ヘア&メイクアップアーティスト/毛髪診断士認定講師 西村 リサ)
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