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朝ツナ缶で白髪が減る!?40•50代の髪悩みに◎な食べ方3つ

国際薬膳調理師
倉口ゆうみ

歳を重ねると髪悩みが増える人が多いですよね。「年齢は髪にあらわれる」と、聞いたことがあると思います。実は、そんな髪悩みのケアには、ツナ缶がおすすめです。

ツナ

ずぼらだけど国際薬膳調理師である筆者が、ツナ缶が髪にいい理由&髪のお悩みケアに役立つツナ缶活用術をご紹介します。

■髪悩みの原因は、血の不足!?

中医学の世界で「血(けつ)」は、肌や髪に栄養やうるおいを与える物質です。

体内の血の量が少なくなればなるほど髪に与える血も少なくなり、白髪や抜け毛、枝毛など髪のトラブルを招きやすくなります。

■「ツナ缶」は血を増やす食材

血を増やす手段の1つとして、中医学では血を補う食材を食べることが挙げられます。血を補う食材はさまざまですが、そのなかでも「ツナ缶」がとてもおすすめです。

ツナの原料である「まぐろ」には、血を補う働きがあります。また、血を増やすために必要な「気(き)」を増やすことや身体を温める働きもあるので、血を増やすために欠かせない作用がつまっています。

また、中医学では朝に消化能力が高まると考えるので、朝ご飯にツナ缶を食べることでより効果を狙うことができます。

■髪のお悩みケアに役立つツナ缶活用術3選

「簡単」「美味しい」「身体に良い」をモットーにしている筆者が考えた、髪悩みをケアするツナレシピを3つご紹介します。

(1)ツナ・ほうれん草・にんじんの3食丼

ツナ、ほうれん草、にんじんは、血を補うトリプルコンビ。

ほうれん草は冷凍でも湯がいたものでもOKです。にんじんはピーラーで剥きオリーブオイルをかけてレンジで加熱したら、塩を加えます。ご飯の上ににんじん・ほうれん草・オイルを切ったツナをのせて完成です。トッピングに黒ごま&のりを加えていただいてください。

ご飯には気を補う作用がありますので、ツナ・ほうれん草・にんじんの血を増やす働きを底上げします。黒ごまやのりなどの黒い食材は髪のケアにおすすめの食材ですので、ぜひプラスしましょう。

(2)ツナ&山芋の卵焼き

いつもの卵焼きにひと手間加えるだけで、美髪に導くメニューに早変わりします。卵、オイルを切ったツナ、すりおろした山芋、塩(少量)を入れて混ぜ合わせ、卵焼き器で焼くだけです。オムレツにしてもよいでしょう。

卵には血を補う作用の他にもパサついた髪にうるおいを与える作用もありますので、髪のお悩みケアにぴったりです。

山芋を入れることでふわふわ感が増して美味しくなります。山芋はエイジングケアに必須な食材ですので、卵焼きにも活用してみてください。

(3)じゃがいも・黒豆・ツナ・パセリのホットサラダ

血を増やすためには胃腸を冷やさないことが大事ですので、生野菜サラダよりホットサラダが◎。じゃがいも、黒豆、ツナ、パセリは、全て血を補う食材です。

切ったじゃがいもをレンジで3分ほど加熱し、オイルを切ったツナと茹でた黒豆(パウチでスーパーやコンビニに売っています)をボウルに入れます。それを塩、コショウ、マヨネーズ、マスタードで味付けをし、パセリをかけたら完成です。

意外な組み合わせかもしれませんが、じゃがいもや黒豆の天然の甘さに塩気のあるツナがよく合い、彩りがいいパセリが食欲をそそります。

ツナ缶は美味しくて料理のレパートリーが豊富なだけではなく、髪のお悩みケアにもとてもいいですので、ぜひストックしたい食材です。薬膳は食材の組み合わせが大事ですので、まずはご紹介したレシピに挑戦してみてくださいね。

(薬膳ライフバランスプランナー/国際薬膳調理師/コラムニスト 倉口 ゆうみ)

 

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【参考】
※日本中医食養学会/著(2019年)『食養生の知恵 薬膳辞典 食物性味表』燎原書店※櫻井大典/著(2021年)『漢方的おうち健診-顔をみるだけで不調と養生法がわかる』学研プラス

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