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ロングヘアで老ける人の特徴&髪年齢のためにすべきこと


小澤佐知子

大人世代のヘアスタイルでも“ロング派”が増えている昨今。長い髪の方が女っぽく見えるという考えから、なんとなく髪を伸ばしている人も多いようです。

ところが、加齢に伴い髪質が変化することで「昔のようなつややかな質感とは程遠い」「ロングなのに、なんだか老け見えしている」と悩んでいる人達もいらっしゃるようです。

ロングヘア

実は大人のミディ&ロングヘアは、丁寧なお手入れなくして美髪は保つことはむずかしいです。

ヘアジャーナリストの筆者が、大人のミディ&ロングが野暮ったく見えるNGヘアとその対策についてご紹介します。

■大人のミディ&ロングが野暮ったく見えるNGヘア

髪にツヤがなく、パサつきが目立っている

加齢に伴い髪の水分量は低下して、乾燥しやすい傾向にあります。

昔と同じお手入れでは回復が追いつきにくく、髪の広範囲でパサつきが加速しがち。そのため、ショートよりミディの方が圧倒的にエイジングによるダメージが目立ちます。

髪のパサつきは乾燥した印象を顔全体に与えます。肌に例えるなら、シワが多いようなイメージです。そのため、同じ年齢でも髪がなめらかな人とパサつきが目立つ人では、見た目年齢や多幸感に歴然とした差が生じてしまうのです。

対策方法

(1)ヘアトリートメントを塗布する前に、髪の水分をやさしく絞り出して浸透性を高めておく。

(2)タオルドライ後に、浸透力にすぐれたアウトバスヘアミルクをなじませる。

(3)ヘアオイルでコーティングしてからドライヤーをする。

(4)9割ほど髪が乾いたら、必ず冷風を上から当ててキューティクルを引き締める。

(5)できれば月に1回、プロによるサロントリートメントを受ける。

ダメージで毛先が広がっている

毛先ダメージは、どの年代でも起こります。ですが、髪の保水力が少なくなっている大人世代は、若い頃と比べて毛先が広がりやすくなっているでしょう。退色や枝毛なども著しくなり、老け髪に見えがちです。

特に、ミディアムやセミロングだと頬のあたりから髪が末広がりになりやすいため、顔のたるみや下膨れ感を強調しやすいです。首も短く見えやすいので、上半身が実際より野暮ったく感じるという人もいるようです。

また、髪は死んだ細胞ですから、ダメージのひどい毛先が根元の髪のように回復することはありません。

対策方法

(1)毛先のダメージや広がりが気になるのなら、おもいきって髪をカットする。

(2)アイロンは控え、髪を乾かす際はドライヤーを使う前にヘアミルクとオイルのWコートを行う。

(3)ヘアワックスやバームでスタイリングをして、日中の広がりを抑える。

(4)ヘア専用UVスプレーなどを使って、紫外線対策は年間を通して行う。

白髪染め対策が不十分

白髪は、ミディやロングヘアに抱く女性っぽい雰囲気に違和感を与え、人の目に映りやすいものです。長い髪こそ、白髪はタブー。定期的なメンテナンスをしましょう。

退色した明るい髪色は白髪部分がギラついたり黄ばんでみえやすい一方、ダークブラウンなどの落ち着いた髪色は色もちもよいのが特徴です。

また、ホームカラーは便利ですが、薬剤のパワーが強いものが多いです。ロングヘアを貫きたいならサロン染めをとり入れ、ダメージを最小限に抑えることをおすすめします。

対策方法

(1)1か月に1回程度、白髪染めを定期的に行う。

(2)ちらほら白髪が目立つ日は、1day用ヘアマスカラなどでカバーをする。

(3)ホームカラーではなく、サロンで白髪染めをする。

重く&暗く見えやすい黒髪

ツヤのある黒髪なら問題はありません。ですが、お手入れが行き届いていないパサつきやうねりのある黒髪は髪質が硬くごわつきやすいので、清潔感を失った印象を与えるでしょう

また、この状態の髪は顔がくすんで見えるなど、肌状態まで悪く見える場合があります。

対策方法

(1)ブラウンなどの温かみのあるカラーにし、顔立ちを明るい印象に導く。

(2)ストレートパーマやサロントリートメントでうねりを矯正する。

(3)レイヤーを入れて空気感を加え、髪に軽やかさをプラスする。

40代、50代は、お手入れ次第で髪年齢に違いが出やすいものです。加齢によるトラブルをきちんと受け入れ、そこにフォーカスしたお手入れをプラスしてきれいな髪をキープしていきましょう。

(ヘアライター&ヘアジャーナリスト 小澤 佐知子)

 

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