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知らないとソン!?薬剤師が教える「ワセリンのデメリット」

薬剤師
花田真理

手頃な価格で手に入る保湿剤として、ワセリンが人気です。ひとつは持っているという人も多いのではないでしょうか。

ただし、「ワセリンは欠点のない万能アイテム」ではありません。

知らないとソン!?薬剤師が教える「ワセリンのデメリット」

もちろんワセリンにはメリットがたくさんありますが、デメリットもあります。今回は薬剤師である筆者より、知っておくべきワセリンのデメリットについてご紹介します。

■ワセリンの基礎知識

石油から得た炭化水素類の混合物を脱色して精製したものを「ワセリン」といいます。

ワセリンは医療でも使用される保湿剤で、皮膚から水分が失われるのを防ぐために使用されます。皮膚に水分を蓄える力はありません

純度の違いによって種類が変わる

ワセリンは、純度の違いによって種類分けされており、「黄色ワセリン」「白色ワセリン」「プロペト」「サンホワイト」の4種類に分類されます。

赤ちゃんから大人まで使用できるという長所がありますが、使用するワセリンの種類によっては、かぶれなどが生じる場合もあります。

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■知っておきたい!ワセリンのデメリット4つ

(1)乾燥肌は改善されない

ワセリンは保湿剤だから「乾燥肌に最適」と思いがちですが、これは間違いです。

ワセリンは「皮膚から水分が失われるのを防ぐ」タイプの保湿剤。スキンケアアイテムとして使用しても、肌表面に膜を作って水分蒸発を防ぐだけです。

そのため、ワセリンだけを塗った場合、直後は乾燥が防げても、時間が経つにつれ乾燥していくことも多いのです。角質層の水分保持力を取り戻す効果はないので注意しましょう。

スキンケアアイテムとして活用するなら、保湿成分(セラミドやヒアルロン酸など)が配合された化粧水を使った後に使用するなど、工夫が必要です。

(2)敏感肌の人は肌荒れすることがある

肌の弱い人やアトピー性皮膚炎の人は要注意! 使用するワセリンの種類によっては刺激やかぶれが起こることがあります。

ワセリンを使用する場合は、純度が高い物を使用すると安心です。使用する純度の目安は、最低でも白色ワセリン以上にしましょう。

ワセリンの純度の高さは下記の順で、「サンホワイト」がもっとも純度の高いワセリンです。

黄色ワセリン<白色ワセリン<プロぺト<サンホワイト

有名なユニリーバの商品「ヴァセリン」は、黄色ワセリンに含まれます。

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(3)ニキビが悪化することがある

ワセリンを塗ると肌表面に脂が増え、毛穴を塞いでしまうことがあります。

ニキビは角栓によって毛穴が塞がり、内部に皮脂が溜まることでできるもの。ニキビを治すためには、毛穴に溜まった皮脂やアクネ菌を外に出す必要があります。

新たなニキビの発生を防ぐためにも、毛穴が詰まらないようにしたいものです。ワセリンを塗って毛穴を塞いでしまうと、ニキビが悪化しやすくなるので、注意しましょう。

(4)使用感が悪い(ベタベタする)

ワセリンはスキンケア用に作られたものではありません。ベタベタしやすいのでベタつきが気になる人には向きません。

ワセリンにもデメリットがあることをご理解いただけたでしょうか? 正しく理解した上で使い分けたり、使用方法を考えていくことが大切なので、覚えておくと役に立ちますよ。ぜひ参考にしてくださいね。

(薬剤師/抗糖化美容研究家 花田真理

化粧品の知識と医療の知識を持ち合わせた数少ない美容のプロ。 調剤薬局、化粧品会社に勤務の後、独立。現在は自身のブランド「MarryMemory」、「Doctor&Pharma」を展開中。)

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