年齢を重ねると、夕方以降は疲れがドッと出て、家事だけで精一杯。メイク落としをさぼりたくなる日もありますよね。毎日忙しく過ごしていて、スキンケアはササッと済ませたいというズボラさんもいると思います。でも、メイクをきちんと落とさないと、将来の肌に響きます。
コスメコンシェルジュの筆者が、その日の疲れ度で選ぶクレンジング剤、そしてオフのポイントをご紹介します。
ズボラな方でも実践できる内容なので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
■疲れ度マックス……ソファから立てない時
心身ともに疲れ切っている時は、立ち上がるのにも一苦労。
「クレンジングなんてする余裕がない」「もうこのまま寝たい」……その気持ち、痛いほどわかります。
そんな時は、ソファに座ったままクレンジングができる、洗い流しが不要なものがおすすめです。
洗い流しが不要なものには、クレンジング剤がシートに染み込んでいるものや、クレンジング剤をコットンに出して使うものなどがあります。
ミセラークレンジング ウォーター/ラ ロッシュ ポゼ
こちらのクレンジングは、実際の肌に近い生理的pH(弱酸性)で、やさしい使い心地が特徴です。
オフのポイント
コットンにたっぷりとクレンジング剤を出したら、優しくなでるようにしてメイクをオフします。
ポイントメイクは、クレンジング剤を含ませたコットンを数秒おいてなじませるとオフしやすくなりますよ。
きれいに落とすにはコットンの両面を使い、顔全体・ポイントメイク・仕上げ用で、最低3枚は使ってくださいね。
(200ml 税込価格2,860円)
■疲れ度スタンダード……お風呂に直行!
「疲れてはいるけれど、お風呂に入るついでならクレンジングできそう」……そんな日は、濡れた手でも使えるクレンジング剤を選びましょう。
お風呂でメイクオフできるクレンジング剤は、オイルやジェル、ミルク、クリームなど、多くの種類が発売されています。
普段使っているクレンジング剤も、濡れた手で使えるものかも知れないので、一度パッケージやメーカーのHPなどで調べてみるといいでしょう。
スキンケアクレンジング/パラドゥ
こちらのクレンジングは、肌に優しいミルクタイプですが、クリームファンデやポイントメイクもするんときれいに落とせます。
オフのポイント
「濡れた手でもOK」のクレンジングは、「手や顔が濡れていても落とせる」という意味なので、あまりにビショビショに濡れているとクレンジング力は落ちてしまいます。そのため、タオルで水気を軽く拭いてから使用することをおすすめします。
(120g 税込価格1,320円 ※セブンイレブンで発売中)
■疲れ度ほどほど……クレンジングしながらついでにスキンケア
「今日はちょっと元気かも」「最近肌の調子が気になる」……そんな時は、メイクオフしながらスキンケアもできる、一挙両得なクレンジング剤をセレクトしてみませんか?
ざらつきや毛穴の詰まりをケアするもの、肌の潤いを守るものなどがあります。
クレンジングバーム クリア/クレージュ
こちらのクレンジングは、くすみを吸着する力があるというホワイトクレイ、3種のヒト型セラミドが配合してあり、キメの整った肌へと導きます。
オフのポイント
バームタイプなので、肌にのせるとすぐにとろけて、肌への摩擦をあまり感じません。
バームクレンジングは「乳化」させないで流すと、メイクがきれいに落とせなかったり、ベタつきを感じることがあります。
クレンジング剤を顔になじませたら、ぬるま湯を少し手に取り、もう一度マッサージするように乳化させてから洗い流してくださいね。
(90g 税込価格1,760円)
夏の疲れがドッと出る秋は、体調が不安定になりがちです。スキンケアまで手が回らないと感じることも増えますが、メイクをきちんとオフすることは大切。
そんな時に、今回紹介したクレンジング剤が活躍してくれるとうれしいです。自分の体をいたわりながら心地良くスキンケアをしていきましょう。
(美容ライター/コスメコンシェルジュ/ナチュラルビューティスタイリスト 稲毛 登志子)
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【参考】
※ミセラークレンジング ウォーター – ラ ロッシュ ポゼ
※スキンケアクレンジング – パラドゥ
※クレンジングバーム クリア – クレージュ