40代以降になると、日常の習慣が老けの原因につながっていることがあります。
コスメコンシェルジュである筆者が、老け加速につながるNG習慣を5つご紹介します。改善策も併せてお伝えしますので、ご自身のライフスタイルと照らし合わせてチェックしてみてくださいね。
■老け加速につながるNG習慣5つ
(1)スキンケアの量が少ない、またはつけすぎ
40代以降になると、乾燥やターンオーバーの乱れによってキメが粗くなったり、シワや肌表面のゴワつきなどが気になってくると思います。目的に合わせて必要なスキンケアアイテムを選ぶことはもちろん大切ですが、意外と抜けがちなのがスキンケアの量。
高価なアイテムでも、1回の使用量が少ないと塗りムラとなり乾燥を招いてしまいます。肌が乾燥することでシワやキメの乱れにつながってしまうので注意が必要です。
また、逆にスキンケアの使用量が多すぎることもNGです。適量以上をつけてしまうと、刺激となり吹き出物ができやすくなります。1回に使用する量はアイテムによって異なりますので、必ず商品の説明を読んで適量を守りましょう。
(2)枕の高さが合っていない
立っている時に肩より頭が前のめりになっていると、首や肩には負担となり疲れやすいです。寝ている時も同じで、枕が高すぎることで首の位置が正しくないと、首のこりやシワの原因につながってしまいます。
立っている時は肩より頭が前のめりにならないように意識してみましょう。その姿勢を寝ている時でもキープできるような枕を選んでください。
ご自身が寝る時によく向く方向に合わせて高さを選ぶと失敗しにくいので、実際にいつも寝ている向きで試してから購入してみてくださいね。
よく仰向けで寝る場合
首とベットの隙間を埋めるような高さの枕を選ぶようにしてください。枕が低すぎて首と枕の間に隙間ができていたり、逆に枕が高すぎて頭が前のめりにならないように注意しましょう。
首のS字カーブにフィットする高さがベストです。
よく横向きで寝る場合
横向きで寝ることが多い方は、寝た時に頭、首、背中がまっすぐになる枕を選んでください。
立っている時と同じような姿勢をキープできる高さがポイントです。
(3)タンパク質の少ない食事
身体を構成するうえで重要な栄養素の「タンパク質」。髪も、ほとんどがタンパク質で作られています。そんなタンパク質が減ると、肌のハリや弾力はもちろん、薄毛の原因につながってしまいます。
成人女性の1日に必要なタンパク質の量は50gと推奨されているので、毎回の食事でバランスよく摂りたいものです。食事だけで摂取するのがむずかしい場合は、間食をする時にもタンパク質が入っているお菓子や飲み物を選ぶと無理なく摂取できますよ。
(4)座る時に片方のお尻に重心が乗っている
座った時に片方のお尻に重心がかたよっていると、骨盤のバランスが乱れたり腰に負担がかかってしまいます。それがクセになると、背骨のバランスも乱れたり、血流が悪くなってむくみや肉付きのいい体型を招いてしまいます。
お尻の下にある「坐骨」をイスにつけるようにして座ると、お尻全体に体重が乗りやすくなります。坐骨がわかりづらい方は、座ってから左右にお尻をゆらしてみましょう。その時に、ゴリゴリと骨を感じる部分が坐骨になります。
坐骨を意識して座ると骨盤が立つので、腰に負担をかけずに正しい姿勢をキープできます。坐骨に痛みを感じる方は、サポート代わりにクッションをお尻の下に敷くと痛みが軽減できます。無理のない範囲で実践してください。
(5)朝は水洗顔のみ
朝の洗顔を水だけですませていると、寝ている間に分泌された汗や皮脂が落ちず、ニキビや毛穴の黒ずみの原因につながってしまいます。
洗顔料を使って顔を洗うのは夜だけと思われがちですが、実は朝も洗顔料は必要です。寝ている間も顔にホコリなどの汚れはつきやすく、きちんと落ちなかった汗や皮脂が酸化して肌に刺激を与える場合があるためです。
乾燥が気になる方はジェルやクリームタイプなどのマイルドな洗浄力のものを使い、オイリー肌の方は過剰な皮脂などをしっかりと落とせるものを使いましょう。洗顔料を選ぶ時は肌質によって変わるので、自分に合ったものを選んでください。
今回ご紹介したNG習慣を見直すだけでも老け見えを防ぐことにつながりますので、ぜひできることから始めてみてください。
(ヘアメイク/美容講師/美容ユーチューバー/ライター/美容師/メディカル美容矯正士/コスメ薬事法管理者 mayu3)
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【参考】
※寝具のプロがおすすめしたい!正しい枕の選び方 – 西川
※たんぱく質(PDF) – 厚生労働省
※三大栄養素のたんぱく質の働きと1日の摂取量 – 健康長寿ネット