気温が下がるにつれて気になるのが「冷え」ですね。身体が冷えないためには、血流の改善が欠かせません。本格的な寒さを迎える前に、血が巡りやすい身体に整えておきましょう。
ウエルネス&ビューティーライターの筆者が、血流促進に役立つスープのレシピをご紹介します。ぜひ日常の食生活にとり入れてください。
■「夏の冷え」は今のうちに改善を
暑かった夏を乗り越えた身体は冷たい食べ物や飲み物の摂取や冷房によって思いのほか冷えており、血液の流れが滞っていることがあります。このままの状態で冬を迎えてしまうと、いっそう血流の悪化を招きます。
すると、代謝の低下や肌荒れといったトラブルに加えて、肩こりや頭痛といった症状に見舞われる場合もあります。今のうちにしっかり改善させておきましょう。
■運動や睡眠に加えて、食生活にもひと工夫を
血流を改善するには、ウォーキングなどの有酸素運動や十分な睡眠が必要ですが、食生活もひと工夫しましょう。血流を悪くしがちな揚げ物などの脂質の多いものや、炭水化物のとり過ぎには注意してください。
魚や大豆製品などのたんぱく質や、各種の野菜や発酵食品を中心としたバランスのよい食事を心がけましょう。
■血流改善に役立つ食材はスープでいただく
上記をふまえたうえで、血流改善に役立つ食材をとっていきます。
そこでおすすめしたい方法は、温かいスープにしてとり入れることです。温かいものを食べて冷えによって緊張していた身体がゆるむと、血流がうながされ代謝アップを狙えます。
■血流改善スープのレシピ
ご紹介する血流改善スープは、しょうが、玉ねぎ、ごまといった、身体を温めて血の巡りをよくする効果が期待できる食材が一度にとれる効率的なものです。
簡単に作ることができるうえ冷凍保存も可能ですので、ぜひ1日1度は食べるようにしてください。
材料(作りやすい分量)
・玉ねぎ 大1個(250g程度)
・しょうが 1かけ(20g程度)
・すりごま 大さじ2
・鶏がらスープのもと 大さじ2
・ごま油 大さじ1
・水 1200ml
・塩、こしょう 適宜
作り方
(1)玉ねぎは半分に切り、さらに薄くスライスします。しょうがは皮をむかずに千切りにします。
(2)鍋にごま油をひいて、(1)を炒めます。しんなりしてきたら、水と鶏がらスープのもとを加えて、アクをとりながら15分ほど煮込みます。
(3)仕上げにすりごまを加え、塩、こしょうで味を調えれば完成です。
■血流改善スープのアレンジ活用法
海藻をたっぷり加えて
わかめやめかぶなどの海藻類は、代謝を上げて血流アップに役立ちます。豊富な「水溶性食物繊維」がデトックス効果もうながします。
カレーやシチューのベースに
市販のルーで作るカレーやシチューも、このスープをベースにして作ると栄養価も風味も増します。
手軽な雑炊に
糖質を控えたい時におすすめなのが、このスープで作る雑炊です。
ご飯の量が2倍ほどに増えるので、ダイエットにもおすすめです。野菜や卵も加えれば、バランスのいい一品になります。
血の巡りがよければ、多くの美と健康に関するお悩みを解決に導きます。血流は、女性の身体にとって大切なことです。ご紹介した血流改善スープはストックも可能なので、どうぞご活用ください。
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ)