ヘア業界は空前のボブブーム! このトレンドは、2021年も勢いが衰えない印象です。
特に、毛先をパツンと切りそろえたシャープ感のあるボブを街中でよく見かけますね。つやプラ世代にとってはまさに“80年代リバイバル”のようなボブですが、これにハイライトやセクションカラーといったように、色でインパクトをプラスしたデザインが人気です。
とはいえ、“令和のおしゃれボブ”は、大人世代には少々気後れしてしまう人も少なくないようです。
ヘアジャーナリストの筆者が、「AFLOAT GINZA」のチーフディレクターでエイジレスアドバイザーの山口剛平さんに、大人の愛されボブについてお伺いしました。
■大人ボブの魅力
「AFLOAT GINZA」のチーフディレクターでエイジレスアドバイザーの山口さんに大人ボブの魅力を伺いました。
「ボブレングスは見ている人の目線が上がるので、顔全体の印象がすっきりして見えます。さらに、カットでトップをふんわりさせ毛先を内側に入れたひし形シルエットにすることでエイジング毛でもメリハリが生まれ、360度どこから見ても美シルエットになりやすいです」
「このタイプのボブはブローだけで簡単にスタイリングが決まるのも、忙しい世代に好まれる理由でしょう。さらに、もともとボブは面が生きるデザインですが、つや系カラーや深めバングを合わせるとより品と華やかさのある印象に仕上がります」とのことです。
そこで、山口さんおすすめの大人ボブをご紹介します。
■手ぐしで簡単に再現可能!毛先をくるんとさせた美人ボブ6選
(1)親近感と愛らしさのある「前上がりのショートボブ」
丸みのあるシルエットが愛らしいショートボブ。前上がりのシルエットにすることで、女性らしさや柔らかさを引き出します。
頭の形もキレイに見えるので、全身バランスもすっきりとした印象になるそうです。
(2)軽やかエアリーで作る「今どきゆるふわボブ」
ひし形シルエットのボブは、カットで表面に軽さを与えて空気感を投入。毛先側をブローでくるんと内側に巻くだけで簡単にゆるふわ感が生まれます。
直毛の人は毛先側だけパーマをプラスすると、より朝のスタイリングがラクになるようです。
(3)ひし形シルエット×あごレングスで「目鼻立ちをアップ」
あごラインのボブは重心が上がるため小顔に見えやすく、首長効果も抜群だそうです。
トップをふんわりさせ、毛先はくるんと内側に入れたひし形にすることで、シャープに傾きやすいボブにやさしい印象を与えつつ、顔立ちも華やかになります。
(4)誰でも挑戦しやすい「長めロブ」
ボブのシルエットを残しつつ、肩レングスで長めに設定したスタイルを“ロブ”と呼びます。「ボブにするのは勇気が必要」なんて人は、まずはロブから挑戦してもよいでしょう。
トップにレイヤーを入れることでボリューム感をキープし、顔周りもグッと華やかな印象になるそうです。特に、40~50代にオーダー率の高いヘアです。
(5)まとまり感のある「上品ショートボブ」
ボブだとペタンとしやすい人にも安心な、ラウンドショートボブがこちら。潰れやすいバック&トップにカットで段差や軽さを加え、自然な丸みを演出しました。
横顔も後ろ姿も360度美フォルムになるので、大人女子に人気のデザインだそうです。
(6)ブラウンゴールドのカラーが生きる「長めバングのうるつやヘア」
あごレングスのボブに長めバングを合わせた、大人可愛いスタイル。分け目を7:3にとって深めのバングにすることで、より一層トップの面が強調されます。
つやっぽさが生きるデザインなので、ダークトーンのベージュカラーで上質な質感を演出することができるそうです。
以上、大人世代におすすめの愛されボブをご紹介しました。年齢を重ねても時代のヘアトレンドをほんのりとり入れるだけで、垢抜け感はどんどんアップします。
また、ボブは日本人に最も似合うヘアスタイルともいわれています。立体感やつや感を上手に操り、大人ならではの“美フォルムヘア”に挑戦していきましょう!
(ヘアライター&ヘアジャーナリスト 小澤 佐知子)
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【参考】
※強力/AFLOAT GINZA