「最近、なんだか寝ても疲れがとれていない」と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんなときは、身体の筋疲労がリカバリーしていない可能性が考えられます。
スタイルアップトレーナーの筆者が、全身を呼吸と共にほぐして深い睡眠に導く「安眠ピラティス」をご紹介します。
■睡眠不足になると太る!?
睡眠が不足する、または睡眠の質が低下してしまうと、食欲やストレスのコントロールがむずかしくなるといわれています。また、糖や脂肪の代謝に必要なホルモンが抑制されやすくなり、結果的に太りやすい身体を作ることになってしまいます。
イライラして食べてしまう方は、睡眠の質を改善していきましょう。サンディエゴ大学の調査では、睡眠時間が短くなるとBMIが高値になるという結果が出ているようです。
■寝ても疲れがとれていない睡眠
寝ても疲れがとれていないと感じる方は、眠る直前に「飲酒」「食事」「携帯の操作で脳が興奮状態になっている」「今すぐ解決できないことを延々と考える」などをしてはいませんか?
これらのことが要因となって交感神経が優位のまま眠ってしまうと、質の良い睡眠ができていないことが多いです。それに加え、美容の天敵となります。
■睡眠の質を見直す
決まった睡眠時間を確保できない方は、まずは1週間に1回でも睡眠時間をしっかりとる日を決めてみてください。その日は20時くらいまでに食事を終わらせ、入浴することをおすすめします。
その後、リラックスをして副交感神経を優位にすることがポイントです。その時に今回ご紹介するピラティスを行い、リカバリータイムにあててください。
睡眠の質改善に導く「1分ピラティス」
(1)マットやベッドに横向けに寝て、足を90度に曲げます。頭の後ろで手を組み、頭を包むようにサポートしてください。
(2)息を吐きながら、肘と胸を開くようにして上半身を天井方向に向けます。
(3)息を吸いながら、(1)の体勢に戻ります。
(4)(2)〜(3)の動作を5~10回ほどゆっくりと繰り返します。
(5)反対側も行ってください。
動作のポイント&コツ
・膝をピッタリくっつける
・左右のウエストを平行に保つ
・吸う息の2倍、吐くことを意識する
ビューティポイント
・深い呼吸を行うため、胸や肩をリリースし睡眠時の呼吸改善に導く
・カチカチに固まってしまった背中の緊張をほぐし血流を改善することで副交感神経を優位な状態に導くので、睡眠の質が上がる
トレーニングポイント
・回旋筋、多裂筋、脊柱起立筋、胸筋群、肋間筋などの筋力アップをサポート
・緊張状態で硬くなってしまった、背筋群~呼吸筋などをほぐす
ご紹介したピラティスを行ってだんだんと背中や胸がほぐれて深い呼吸を感じたら、上半身の緊張がほぐれているサインです。就寝前のルーティンとしてとり入れてみてくださいね。
(女性の為のスタイルアップトレーナー 才原 洋子)
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