40・50代になると、肌の乾燥を顕著に感じる方が多いと思います。年齢を重ねる程に、肌の水分保持力が低下することが主な原因ですが、若い頃と比べ、皮脂の分泌量が著しく減少することも肌の乾燥が進む大きな要因です。
乾燥を感じると、化粧水を何度も重ね付けするほか、フェイスパックをするなど肌に水分を補給することに目がいきがちですが、40・50代は水分だけでなく、皮脂の代わりになる油分を補ってあげることが大切です。
美容ライターの筆者が、40・50代が取り入れるべき美容オイルケアをご紹介します。
■美容オイルのメリット
美容オイルをスキンケアに取り入れることで、油膜が肌のバリア機能をサポートしてくれるだけでなく、水分の蒸発を防ぐ役割を果たしてくれます。
また、乾燥やターンオーバーの乱れによって、ごわついて硬くなった肌を、美容オイルがやわらかくほぐしてくれることも大きな特徴です。使い続けることで、乾燥しがちな大人の肌を、ツヤ肌に導いてくれます。
■40・50代が取り入れるべき美容オイルケア
スキンケアの導入に使う

(写真のアイテム:ウォームヒュッゲオイル/DEW 40ml 税込価格3,850円〈編集部調べ〉)
洗顔後、スキンケアの最初のステップに美容オイルを使用してみましょう。こうすることで、肌をやわらかくほぐし、次に使用するスキンケアアイテムの肌なじみをスムーズにしてくれます。
オイルを2~3滴手に取って、手のひらで温めてから、優しくハンドプレスで顔全体に広げていきましょう。
美容液として使う

化粧水の後、美容液として使用するだけで、水分の蒸発を防ぐとともに、美容オイルに含まれる美容成分が年齢肌にアプローチしてくれます。
手持ちの美容液と併用する場合は、先に美容液を使用して、そのあと美容オイルをつかうことで、美容液の肌への密着力がアップします。乳液を使用している方は、美容オイルの後に乳液を使用しましょう。
オールインワンに混ぜて使う

40・50代で愛用者の多いオールインワンは、手軽で時短になる反面、油分が少ない処方の商品が多い傾向にあります。年齢肌には適度な油分を補い、水分と油分のバランスを整えることが重要になります。
美容オイルを1~2滴オールインワンに混ぜて使うことで、オールインワンに足りない油分を補い、簡単に水分と油分のバランスを整えることができます。
オイルパックとして使う

強く乾燥を感じるときや、肌のごわつきがひどく、メイクのりやスキンケアの浸透が悪く感じるときには、洗顔後に美容オイルを顔全体に少し多めになじませ、2分ほど置きましょう。
このとき、乾燥やごわつきが特に気になる部分に手のひらをあてて温めると、より効果的です。
2分経ったら、肌表面に残っている余分なオイルは、ティッシュを優しく顔にあててふき取り、いつも通りのスキンケアをしましょう。
美容オイルを1本持っていると、スキンケアの幅が大きく広がるので、ぜひ取り入れてみましょう。まだまだ乾燥の時期が続くので、乾燥小じわを増やさないためにも、積極的にスキンケアに取り入れてみてくださいね。
(美容ライター/美容ブロガー/メイクアップアドバイザー/DNA栄養学ジュニアアドバイザー/GEN INE認定講師 伊早坂 美裕)
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【参考】
※ウォームヒュッゲオイル – DEW