年齢を重ねると、目周りのくぼみが目立ち始めます。ただそれだけで、なんだか疲れて見えたり老けて見えたりするでしょう。それを隠そうとしてアイシャドウを塗ると、ますますくぼみが目立ってしまいませんか?
肌育美容家の筆者も毎日行っている、簡単な「目のくぼみ解消メイク」をご紹介します。
■くぼみはなぜ起こる?
目周りのくぼみは、加齢とともに目周りの脂肪が減ることや筋力の衰えで下垂してしまうことが主な原因として考えられます。最近はPCやスマホの見過ぎによってまぶたを酷使する機会が多いので、目のくぼみが若いうちから気になるという人も多いでしょう。
アイクリームなどを使って乾燥を防ぎ、血流をよくするマッサージを日頃から取り入れて対策をすることも大切です。
■テクニックいらず!ピンクとベージュで作る目のくぼみ解消メイク
このメイクのポイントは、指を使うこと。ブラシやチップを使わずに「仕込む」という作業がメインです。
両目のメイク時間は、コンシーラーまで合わせてたったの5分。意識するのは「骨のキワ」だけで、テクニックも必要ないのですぐに自分のものにできます。
サーモンピンクで土台塗り
サーモンピンクのアイシャドウを指にとり、一度ティッシュオフしてから、まぶた全体に塗っていきます。
骨の上まで伸ばすことを意識してください。境目をなくし、まぶたが均一に見える部分まで必ず広げてください。
明るいベージュで眉毛の下のハリ感アップ
サーモンピンクを塗った上部分は、明るいベージュを指で伸ばします。ラメやパールは必要ありません。あまりマットにならないように薄く塗ることがポイントです。
眉尻の下に光が集まり、ハリ感が出ているのがわかります。
忍ばせブラウンで立体感を追加
最後に、目尻の上だけブラウンを忍ばせます。通常、ブラウンは陰影を作るために使いますが、今回は立体感を際立たせるだけの少量使いです。
小指の先に色をつけ、ポンポンと2度ほど置くだけでOKです。サーモンピンクで整えた目元に、立体感が出ます。
■目の下のクマは、くぼみの影
クマには青クマ、茶クマ、黒クマなど種類があり、まぶたと同じように目の下の脂肪が減って影ができ、くぼんで見えてしまうこともあります。
目の下部分の色が黒っぽく、鏡に映る時に角度を変えると濃さが変化する場合は、くぼみが原因の場合がほとんどです。上まぶたと同じように、影をフラットにしてあげましょう。
使うアイテムは、ややオレンジ色の入ったコンシーラーです。
目の下の骨の位置を確認し、指でスタンプのように馴染ませるだけです。自分の肌よりもワントーン濃い色のコンシーラーを選ぶと、黒クマが隠れやすくなります。
■目のくぼみを隠す色は薄めで
今回使った3色は、自然光で見ると若干薄い色です。ですが、メイクの効果でハリ感とツヤ感を出すには、このくらいの薄さでOKです。
ブラシやチップを使わず指で馴染ませるだけなので、まずは手持ちのアイシャドウの中から選んで練習してみてください。自分に最適な色味は、すでに持っているパレットの中にあるはずです。
コンシーラーは、腕にのせるとオークルが少し強めでオレンジがほんのり入っていることがわかりますね。自身の肌よりも少し濃いめの色を選ぶことがコツです。
「くぼみ解消メイク」は自然に肌に馴染み、たった5分で完成します。毎日のメイクにとても便利です。
「仕込み」を意識してメイクをすることで、マスクの上の目元に元気を与えます。休日メイクやオンラインミーティングのメイクにも最適です。手持ちのアイシャドウを使って、ぜひ取り入れてみてください。
(肌育美容家 今泉 まいこ)
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