いろいろな野菜が一年を通して食べられるようになってきていますが、やはり旬でないと食べられない野菜もあります。その一つがフレッシュなグリーンピース。
缶詰のグリーンピースとまったく違った味わいのあるフレッシュなグリーンピースは、美味しいだけでなく美容と健康に役立つ栄養素がたっぷり詰まっています。
美容と健康に役立つ食スタイルを提案して18年の美養フードクリエイターである筆者が、40・50代に嬉しいフレッシュなグリーンピースを食べるべき理由と、簡単グリーンピースレシピをご紹介します。
■今が旬!フレッシュグリーンピースを食べるべき理由3つ
(1)抗酸化力が強い
グリーンピースの濃いグリーンは、カロテンの色。
カロテンは、動くことができない植物が、強い紫外線から自分を守るためにもっている成分です。そのため、私たちの身体の中でも同様の効果を発揮し、紫外線などの影響で体内に過剰に発生した活性酸素から細胞を守ります。
紫外線が強くなるこれからの季節、欠かせない栄養素です。
(2)疲労回復に
グリーンピースはビタミンB1が豊富です。
ビタミンB1は、糖を分解しエネルギーを作りだすために欠かせないビタミンです。しっかり食べていても、栄養の消化吸収がスムーズでないと、エネルギーを効率的に作りだすことができず、いつも疲れている状態になってしまいます。
また、身体の疲労だけでなく脳のエネルギーが不足すると、集中力の不足やイライラの原因にもなります。
「しっかり食べているのに、なんだかいつも疲れている」と感じている方は、ビタミンB群を積極的に摂りましょう。
(3)食物繊維で腸活&ダイエットにも
グリーンピースは豆類であるため、食物繊維も豊富です。
食物繊維は、腸内で善玉菌のエサとなったり、スムーズな排出を促す腸活作用があるだけでなく、一緒に食べたものの糖の吸収を穏やかにする働きもあります。
白いごはんや麺類、白いパンなど糖質が多い食べものを好む方は、春はグリーンピースを1品添えて、食物繊維をプラスしましょう。
■簡単グリーンピースレシピ2つ
(1)グリーンピースのバター炒め
材料
グリーンピース 20さや程度
バター 小さじ1
水 大さじ1
塩 適量
作り方
(1)グリーンピースをさやから外します。
(2)しっかり蓋のできる鍋にすべての材料を入れて、蓋をして弱火で10分程度加熱します。
(3)グリーンピースが柔らかくなったら火を止め塩で味を調えて出来上がり。
(2)グリーンピースの煮びたし
材料
グリーンピース 20さや程度
和風だし 100ml
作り方
(1)グリーンピースはさやから出して茹でます。
(2)鍋に和風だしと茹でたグリーンピースを入れて、火にかけ、一煮立ちしたら火を止めます。
(3)自然に冷まして味をしみこませて出来上がり。出汁ごと清潔な容器に入れて、冷蔵庫で保存できます。
今が旬のフレッシュグリーンピース。美味しく食べてキレイを実践したいですね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
【関連記事】
・腸活&ダイエットに◎40・50代が飲みたいお茶3つ
・美腸・美肌に!ヨーグルトと一緒に食べたい夏の食材3つ
・コンビニおにぎりでアンチエイジング!?おすすめの具材3つ
・若返り効果抜群!?「バナナ」の効果的な食べ方&レシピ